かずら橋旅唄

桜(はな)が散るよな あの娘の涙
一粒しみてる 胸の中(うち)
祖谷(いや)の七谷(ななたに) かずら橋
想い断ち切る ひとりの旅路
面影(かげ)が背中を 迫って来る

義理に生きれば 情けが重い
絡んださだめは ほどけない
祖谷の七谷 かずら橋
明日(あす)はいずこか 思案の淵に
切って捨てたい 恋未練

無理に冷たく 別れて来たが
あの娘は今でも 命だよ
祖谷の七谷 かずら橋
揺れて詫びてる 心の旅路
俺を呼ぶよに 風が哭く
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