満ちてゆく唇

愛されていた記憶へと
愛し方覚えた場所へと
わたしだけの地図をひろげ
駆けだすきっかけはもういらない

痛くも運命の裏側の
何げない笑顔に飢え
愛する方法の行方はどこに
迷いこんでわからないまま

ママが口ずさむメロディー
小さな胸色づけてた
自由を手にした今では
それは輝きさえ失って

ためらいなく自分切り裂いて
誘うからだまかせて
消せない過去の渇いた影に
追われることに怯えたまま

傷つき痺れるほどにあなたを
確かめて愛するかたちを
ああ 満ちてゆく熱いリズムに
委ねてよ迷わず さあ今

蒼い情熱に魅せられ
濡れた頬ずっと抱えて
疑うこと忘れたまま
ただいつも走りぬけていた

偲んだ微熱の香りにもう
永遠見ることなく
深くていつか確かめあった
消えないあのリズム育てて

ほのかに優しくわかり始めた
満ちてゆく唇 あわせて
ああ ゆっくり刻み始めた
時間をつつみこんであげよう

痛くも運命の裏側の
何げない笑顔に飢え
愛する方法の行方はどこに
迷いこんでわからないまま

傷つき痺れるほどにあなたを
確かめて愛するかたちを
ああ 満ちてゆく熱いリズムに
委ねて ためらわず

ああ ほのかに優しく わかり始めた
満ちてゆく唇 あわせて
ああ ゆっくり刻み始めた
時間をつつみこんで
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