白い月

空を見よ 真っ白い月

街が眠りつく夜の部屋 翼をなくした気分で飲んでたビールは慰めの味さ
あきらめるヤツらはダサいと笑ったあの日の僕らは
真夜中 月の明かりだけ頼りに歩けた夜の冒険者
何もかも いくつもの過去 今日まで昨日に置いてきたんだ
何度も取り返そうと試したけれどこればっかはしょうがないよ
冗談で紛らわし たまに無闇に強がり
どうにか世間とうまく折り合いをつけてさ

あるがままに 僕はどこに行こう
探している 街の中で 自分らしさや居場所を
夢はどこに行けば叶うのかな
見上げた空 白い月は 今僕をやさしく照らしてた

テレビの向こうの見知らぬ街では炎が燃え盛って
瓦礫の下では助けを待つ人 ニュースのキャスターは言うよ
この爆発による死傷者は100人を越えることでしょう
サブリミナルかデジャブか 昨日か一昨日か いつの話だろう
何が起こってるのか分からない ただ一杯の温かい
スープにありつけたなら 今夜どうにか越せそうさ
そんな飢えや渇きを知らず 僕は僕の心を満たす
ただそれだけの為に今も歌ってた

明日は我が身 僕はどこに行こう
探している 街の中で 自分らしさや居場所を
夢のあとに辿り着いた場所
振り返れば かけがえのない 僕だけに輝くエピソード

見上げた空 白い月は 今僕をやさしく照らしてた

探しに行こう僕にできること 僕にしかできないこと
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