SNOWMAN

白い空の子供達が この町を埋めてゆく
曇ったガラスに ふと浮かぶ僕の名前
あれは去年の冬前に めぐり会い 愛しそして
春を待てずに 去ったその人の指文字

SNOWMAN あの日二人
指先 凍えながら
SNOWMAN 生命を
心を託した はずだった

人は何故昨日のことを 忘れないでいるのだろう
悲しい夢なら 憶えなければいいのに
明日は晴れのち曇り ラジオから聴こえる歌
あれはあなたの 好きだった人の歌声

SNOWMAN 明日になれば
SNOWMAN とけてしまう
SNOWMAN Mh
涙のあとも見せたくないから

あれは去年の冬の
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