思い出にだかれて

くちづけのその後で あの人は
幸せになるんだよと
涙ぐむ私を抱きしめて
どうしても東京へ行くという
遠く近く 二人のこころは
いつの日も やさしくかよいあう
ここに愛があれば なにもこわくない

あたたかな茶の間で ふとひらく
思い出のアルバムの
あの人のさわやかな あの笑顔
冬空になつかしく捜してた
せめて一度 もう一度逢いたい
あの人は心の道しるべ
とまどいながらも 歩き出す私

せめて一度 もう一度逢いたい
あの人は心の道しるべ
思い出に抱かれて 春を待つ私
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