父の背中を 縦糸に 母のみ胸を 横糸に
心と体 抱きしめながら 人は風の道を歩く

宿る命を 経糸(たていと)に 運ぶ命を 緯糸(よこいと)に
巡る旅路で 出逢うすべてを
一期一会の綾と呼ぶ

嗚々 悲しみの中にこそ ささやかな光を見る
だから心閉ざさないで いつもそばにいるから
だから目を閉じて見つめて
いつもそばにいるから…ほら

雨は空から 縦糸に 風は頬うつ 横糸に
凍える胸を あたためあえる
人を求めて日々をゆく

送る哀しみ 経糸(たていと)に 結ぶ歓び 緯糸(よこいと)に
涙の糸で 織り上げられた
一期一会の綾の道

嗚々 苦しみの中にだけ 明日への光がある
だから心閉ざさないで いつもそばにいるから
だから目を閉じて見つめて
いつもそばにいるから…ほら

だから目を閉じて見つめて
僕がそばにいるから…ほら
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