そんぐ ふぉあ ゆう

あなたのためにこの唄を
創ったのですよと云える
そんな唄が欲しいな
こんなに明日がゆがんで見える日には
心の中には愛の言葉
たくさんあるのですが
外の風は冷たすぎて
いつもひびわれてしまうのです

ガラスの外に拡がる世界に
粉々になって溶けて行けたら
いいのに いいのに

私の体をつき抜けて
明日の景色が見えますか
あなただけではないのです
方舟に残っているのは
部屋の中にローソクともし
怯えている僕ですが
ほんの少しずるさがあれば
愛の唄も唄えるのです

ガラスの外に拡がる世界に
粉々になって溶けて行けたら
いいのに いいのに

あなたのためにこの唄を
唄うのですよと云える
そんな唄が欲しいな
こんなにあなたが遠くに見える日には
ほんの少し勇気があれば
愛の唄も唄えるのです

ガラスの外に拡がる世界に
粉々になって溶けて行けたら
いいのに いいのに
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