男の海

波がはしゃげば 飛沫(しぶき)がおどる
潮の匂いが たまらない
二度と都会(まち)など ふり向くものか
意地にかけても やるぜと俺が
決めた男の でっかい海だ

港かもめの えさにもならぬ
あんな女の 思い出は
捨てろ忘れろ とっとと消えろ
沖の仲間と 一晩飲んで
決めた男の でっかい海だ

船はおんぼろ 傷だらけでも
錆びちゃいないさ この腕は
仕立ておとしの 網置(あみお)く胸に
漁師気質(かたぎ)を 受け継ぐ俺と
決めた男の でっかい海だ
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