あの時代にはもどれない

いま人生を いま振り返る
せつないほど 深く
なぜめぐりあい なぜ愛しあう
みつめている あなたを
このときめきを この温もりを
奪われないように
いつ花が咲き いつ実をつけて
小鳥たちが ついばむ
過ぎた日々 いとしめば
あすはまた あたたかい
長い時間を止めて
少し振り向くけれど
二度と会えない春よ
あの時代(とき)には もどれない

ただもがいてた ただいたずらに
傷つけあい ながら
あの若さだけ あの駆け抜けた
記憶さえも 閉じ込め
もう哀しみは もう遠去かり
やすらぐ日はいつか
まだ綺麗なら まだいいけれど
愛は薄い 氷よ
涙さえ かわくなら
折れるほど 抱きしめて
誰も心のすみに
苦い想い出かくす
過去は幻影(まぼろし)だから
あの時代(とき)には もどれない

過ぎた日々 いとしめば
あすはまた あたたかい
長い時間を止めて
少し振り向くけれど
二度と会えない春よ
あの時代(とき)には もどれない
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