ひとこと

いつだって傍に居て
一緒に笑っては
同じ世界を見ていた君が
気がつけば遠くて

差し出されたその手
素直になれなくて
いつも強がってしまった

傍に居るだけでよかったのに
君を大切だと思う程に
遠ざけていた

思うだけじゃ伝わらないのに
言葉に出来なくて諦めてしまったんだ

からっぽの手のひらに
残った温もりが
ついさっきまで此処にいた君の
優しさを告げてる

どうしてこんなにも
大切な答えを
見落としてしまったのだろう

きっと近づきすぎてしまって
君の不安に気づかないままで
すれ違ってた

傍に居るだけでよかったのに
言葉に出来なくて諦めたんだ
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