君とどこまでも

目を閉じて 光を失ってみれば
キレイに見えるのかな?

狂い咲いた桜の花びらに
僕はそんな思いに囚われてしまうよ

この耳を いっそ塞いでしまえば
美しく聞こえるかな?

鳥たちは木陰で寄り添いながら
季節の訪れを歌っているのに
そんな風に考えてしまうのは
それはいけないことかな?

きっとおかしなことだって 鼻で笑うけど
これはぜんぶ 春のせいだよ

もしこの手がつぶれたら 届きますか?
この足が折れたら 辿り着きますか?
綿毛になって そよぐ風を漂って
ふわふわとどこまでも
飛んでってしまいたいよ
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