燃える男

あしたの夜明けを 呼ぶために
おれの生命は 燃えている
消えてなくなれ 黒い雲
男怒りを たぎらせて
あげた拳が ふるえてる ふるえてる

小さな名もない 花にさえ
おれのこの目は 開(あ)いている
罪もないのに 泣き寝入り
そんな無法が 風切って
通るこの世を 許せない 許せない

男と生まれた 生きがいが
おれのからだを 熱くする
涙なくしちゃ 人じゃない
道はひとすじ 意地かけて
風のまんなか つっぱしる つっぱしる
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