雨が止むまで

雨が止むまで 涙はこらえよう 時を告げる鳥が“いいよ”って歌うまで
こんなにも雨の雫のこぼれる音が 痛いなんて思わなかった

傘を降ろして 全てを洗い流そう 伝えられないままの“あなた”への言葉も
いつの日からか平行線を辿る君と僕 あの海と空のように

もしも僕がもっと強くなれたら 君を心から愛したことでしょう
つながっていると信じていること許されないまま 倒れこんだ僕を
もしも今君が側にいたら
そんなかわいい僕を笑ったことでしょう

棘がささったままの胸が酷く痛むよ 闇を照らす月明り 雲が遮ってゆく
どこまでも辿り着けない距離の君と僕 まるで昼と夜のように

もしも君がきっと永遠なら 僕を心から愛したことでしょう
やがてこの想いに サヨナラを告げる時来ることを恐れて 倒れこんだ僕を
たった今君が側にいたら
そんな醜い僕を嫌ったことでしょう

飛ぶ事を忘れた“雲の粒”落ちてくる
愛する事忘れた 僕の手のひらに そっと
どんなに遠くにいても 心だけ側に居るって伝えよう

もしも僕がもっと強くなれたら 君を心から愛したことでしょう
もしも君がきっと永遠なら 僕を心から愛したことでしょう
もしも僕の心が もっと大きかったなら 今頃君の側で笑っていたでしょう
今君が側にいたら
そんなかわいい僕を
そんな醜い僕を
こんな小さな僕を愛したことでしょう

雨が止むまで 涙はこらえよう
時を告げる鳥が“いいよ”って言うまで 歌うまで
虹がかかるまで 涙はこらえよう
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