ゆ ら り

ゆらり 陽炎 振り返る人
遠いあの日の君を見ていた
折れてしまいそうな季節も
おだやかに過ぎてゆけばいいなぁ
こころが揺らぐとき 無邪気に微笑んでくれる
夕焼け帰り道 君に逢いたくて

そぞろ 雪あかり歩く道
ふいに静けさが聴こえてきた
愚かでもろいこの時代も
しなやかに生きてゆければいいなぁ
こころが凍るとき 無邪気に微笑んでくれる
綿雪舞う夜は 君に逢いたくて

あした 愛しき日々たどれば
鮮やかによみがえる人たち
つまずき 転び 迷いながらも
夢をまた語りあえたらいいなぁ
こころが燃ゆるとき 無邪気に微笑んでくれる
思いはせる涙 君に逢いたくて

こころが和むとき 風が君を運んでくる
光射すこの道 笑顔だきしめて
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