ゆうすげの花

ゆうすげに ゆうすげに降る雨が
思い出させる ふたりの恋を
下駄で小走り 日暮れの路地で
濡れたこの肩 抱いた人…
ほんの始めは 雨宿りでも
いつか命を かけました

ゆうすげが ゆうすげが咲く宿で
しのび逢う日の 三日月哀し
ならぬ恋ほど 焦がれる胸を
知るや知らずや こぼれ酒…
すすり泣くよな 夜明けの風に
こころ乱れる 旅一夜

ゆうすげの ゆうすげの花言葉
忘れられず 一生ひとり
女ごころを あなたに染めて
ひとり今夜も 雨に泣く…
これをみれんと 呼ぶのでしょうか
涙つづりの 片情け
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