インター・チェンジ寺尾聰 | 寺尾聰 | 有川正沙子 | 高水健司 | 高水健司 | 今夜限り逢わない 突然告げた別れ 消える君の車を 窓から見送る夜 いつもならば 見逃すこと 今日は胸にこたえた 嫌よ 今だけ好きにさせてくれ そんな 嫌いなわけじゃないけど やめて このまま続ける気はない 無理よ 疲れたのさ 行きどまりの恋に 指輪のある女を 迂闊に愛した俺 こころとは裏腹に 断ち切る恋もあるさ わかり合える はずもなくて 傷は深まるばかり 嫌よ 今なら忘れられるから だから 涙は らしくもないぜ そうね 俺には これしか言えない いいわ 責めてくれよ 男の身勝手と いつか どこかで すれ違う時も だけど 他人の振りをするだろう あなた しばらく誰も愛さない 止めて さあ行きなよ 見届けてやるから 嫌よ 今だけ好きにさせてくれ そんな 嫌いなわけじゃないけど やめて このまま続ける気はない 無理よ 疲れたのさ 行きどまりの恋に 嫌よ 今なら忘れられるから だから 涙は らしくもないぜ そうね 俺には これしか言えない いいわ 責めてくれよ 男の身勝手と |
今夜でピリオド寺尾聰 | 寺尾聰 | 有川正沙子 | 寺尾聰 | 井上鑑 | きっとあなたの所為(せい)さ 月も眩しい浜辺 風に透けた ドレスは 素肌より 強烈 あなたは恋に生きる 危険なタイプの女さ 甘く見つめ合っても 油断はできないぜ 先のことは どうでも 今だけ恋を燃やせばいい あなたの アンニュイに ピリオド打つのは俺さ あなたの アンニュイに ピリオド打つのは俺さ いきなり夜の海で あなたは泳ぐと云うの いいさ そのハイヒール 俺が見ててやるよ スパイスが効いたセリフを 波打際に並べ さらり かわすあなたを やさしく仕止めるぜ 先のことは 知らない だから あなたは謎でもいい わかるさ 目移りに ピリオド打つのは あなた わかるさ 目移りに ピリオド打つのは あなた 罠だとわかっていても 口説きの手管を並べ 恋に堕ちる瞬間 ドラマの始まりさ 先のことは どうでも 今だけ こころ溶かせばいい ふたりの 駆け引きに ピリオド打つのは今夜 ふたりの 駆け引きに ピリオド打つのは今夜 |
終着駅寺尾聰 | 寺尾聰 | 有川正沙子 | 寺尾聰 | 井上鑑 | 冷たい冬の駅は 靴音 闇に響く あなたのこころ 変えられるならば 魂さえも 投げ出す 裏切りも 嘘も 見ない振りをしよう ガラス越しに 遅すぎる約束さ 微かに動いた あなたの唇に どんな意味も 読み取れぬ 不条理さ 柱に身体あずけ ふるえる指に灯す あなたを失くして 何故に生きている 吐息は 夜風に凍る この手に残った わずかな温もりを かき消すように 粉雪が舞いはじめ 何が真実で 何を愛したのか あなただけが 知っている 不条理さ |
北ウィング寺尾聰 | 寺尾聰 | 有川正沙子 | 寺尾聰 | | 哀しみの影 翼に秘めて 今あなた 去ってゆく空港 醒めた仕草に 胸がきしんだ まなざしはもう俺に戻らない 虚ろな日々だけが 俺に残される あなたを求めながら たとえこの俺を 愛さなくていい そばにいるなら 褪せたトレンチ 儚く消えて 引き裂かれ すべも無く 立ち尽くす ずっと愛してた それが言えなくて あなたを苦しめた そうさこの俺を 愛さなくていい そばにいるなら そばにいるなら |
ダイヤルM寺尾聰 | 寺尾聰 | 有川正沙子 | 寺尾聰 | 井上鑑 | 気まぐれで誘うようなつもりが 思いがけぬ答えさ 都会の真夜中 あなたは どこへ消えた 何気なく廻したダイヤル 束の間だけ掠め合い 時間のGameに あなたは 疲れてゆく 壁によりかかれば 何故か騒く胸 気付く刻は遅く 苦い煙草を漬す 読みかけのミステリー閉じれば 乾いてゆく胸の中 冷たい電話に 似合いの 気怠い夜 |
Passing Summer寺尾聰 | 寺尾聰 | 有川正沙子 | 寺尾聰 | 井上鑑 | 秋へと急ぐ 避暑地で ようやく あなた 見つけた Ah はじめて 会った時から 俺のこころに 光るダイヤのようさ 華やぐ場所を巡って あれから探し続けた Ah もひとつ早い汽車なら めぐり逢えずに 夏は終りを告げた あなたの白い帽子が 振り向き 俺を見詰める 最後の向日葵(ヒマワリ)揺れる 人影 疎らな小径 Ah も少し 此処に居ようか 恋の他には 何も無いのもいいぜ 秋へと急ぐ 避暑地で ようやく あなた 見つけた |
予期せぬ出来事寺尾聰 | 寺尾聰 | 有川正沙子 | 寺尾聰 | 井上鑑 | タイヤを軋ませて ぬけだしたParty 誰も邪魔はできないぜ あなたをさらった 予期せぬ出来事さ 人生のいたずら 絡む視線が 炎になった フロアー隔てて シナリオ気にしてちゃ 恋はできない 一秒のはずみで ラストも変わる 激しいときめきは 忘れてた贅沢さ あなたの彼が 席を立たなきゃ 無事にすんだかも 危険な賭だけど 退屈はごめんさ 俺の彼女も 気が付くころかな シャンペン持ったまま シナリオ気にしてちゃ 恋はできない 一秒のはずみで ラストも変わる あなたの香水を 胸深くすいこみ 恋にひたれば どんなセリフも 役に立たないぜ |
Midnight Hunter寺尾聰 | 寺尾聰 | 有川正沙子 | 高水健司 | 高水健司 | 真夜中の都会は 恋を狩るサバンナ 出逢ったあなたは 女豹の匂い 夜明けが来る前に 必ず撃ち落とす 忘れてた稲妻 身体(からだ)を突き抜ける 気にしないぜ 痛手うけても 恋という名の獲物に 魅せられ 息をひそめ 追い詰める 摩天楼の月が 危険を照らし出す 忍び寄る影に あなたは気付く とどめを刺すまでの スリル味わうのさ 光るまなざしが 俺に挑みかかる 見せてやるぜ きわどい賭けを 恋をかわして 生きてきた俺さ 狙い定め 撃つがいい 罠にかかれ 視線 絡ませ 息を殺して 引き鉄を引けば 胸の熱さ 止まらない やがて夜が 燃え尽きる頃 この手で眠る あなたの吐息が 足跡さえ 消してゆく |
季節風寺尾聰 | 寺尾聰 | 有川正沙子 | 高水健司 | 高水健司 | 今でも 記憶の風が胸かすめて 斜めに 夕陽が影落とす街角 まぶたに焼き付いてる せつないまなざし あなたを許せたなら 失うこともなかった 夜へと 続く痛みを持て余し 佇む あれから ひとりで棲む部屋に戻れば あなたの 寂しげなエア・メール届いてた “出来るならば日付を 5月に戻して 何もなかったように…” あなたの願い哀しい グラスの 氷が溶けて細い文字 にじんだ 僅かに開けた窓を 翼が横切る 男と女なんて 所詮はわかり合えない 流れる 季節(とき)が痛み消すのをただ 待つだけ |
九月寺尾聰 | 寺尾聰 | 有川正沙子 | 寺尾聰 | 倉田信雄 | ただよう風の入江 あなたのいない九月 別離を言われてもいい 永遠に失うなら やるせない夏 俺をつらぬいたまま終る 波間へなげた想い 全てが翳る九月 鎧戸をおろしたら 二度と此処へ来ない もうすぐ来る雨に 流してしまう何もかも 別離を言われてもいい 永遠に失うなら やるせない夏 俺をつらぬいたまま終る |
恋のトランス・コスモス寺尾聰 | 寺尾聰 | 有川正沙子 | 寺尾聰 | 寺尾聰 | 午前0時 (ラジオの音が) これで眠るつもりが耳元掠めて 床に (とりとめもなく) ひろげた写真眺めてた それが 0時2分 沸かしかけて止めたコーヒー 火を点けて忘れてた煙草 くわえたままで扉を開けてから ガレージに降りる階段 すべり出す車 12分 右へ (思いもかけず) 曲ると急に降りはじめた俺をせかすように ライト (片方だけの) 壊れたワゴンすれ違って 0時35分 車道に滲みだす信号 見慣れてるビールの広告 スピード上げた タイヤの音だけが 寝静まる街に走り過ぎ 鼓動にデジタルが重なって 午前0時47分 車止めてベルを押したけど 最初の言葉が出てこない |
偶然寺尾聰 | 寺尾聰 | 有川正沙子 | 高水健司 | 高水健司 | やがて時間(とき)は過ぎて もうふり向かない 襟をたてて 都会(まち)へ一人歩き出す いつもと同じ あの店にすれば 偶然あなたに 逢うことなく ガラスを隔てて 見つめられた瞬間(とき) ざわめきさえ止まった 傷はとうにいえて いると思ってた 甘いその微笑(ほほえみ) 見なれてた仕草 雨の音だけ 想い出を刻み 束の間の夢が 胸に消える ふと目を醒ませば 行く先告げずに ぬくもりだけ残して |
Standard寺尾聰 | 寺尾聰 | 来生えつこ | 倉田信雄 | 倉田信雄 | 影と刺の都会 くぐり抜けて 休息は ひとときの余裕の 室内(へや)で 濃いめの コーヒー君がいれて息をつく メロディー かすめるジャズ スタンダード Woo 愛だけは せめて普通にと 少し風を入れて そよぐ心 休息は ゆったりシンプルな 室内(へや)で 花なら しっとり水を含みあざやかに 君にも 眠りはそっとスタンダード Woo 愛だけは いつもうるおって 愛だけは いつも普通にと |
The Stolen Memories寺尾聰 | 寺尾聰 | 釈珠実 | 林哲司 | | WHEN I'M LAYING BY MYSELF ON THE HEAT OF THE SAND LIKE A DRIFTER FLOATING DOWN AWAY FROM THE LAND CLOSE MY EYES, TO BE ALONE I WAS DOSING WITH THE BREEZE FROM THE SOUTHERN SEA I JUST FELT A SHADOW SLOWLY PASS ME BY IT CAUGHT MY EYES' TOOK MY BREATH AWAY IN THE COUNTERLIGHT SHE CAME IN MY SIGHT LIKE A FLASH LIGHT IN THE DARK I JUST CAN'T FORGET THE DAY THE STOLEN MEMORIES FROM THE MAIN IN AGONY ALL THE TENDER MOMENTS THAT SHE GAVE TO MY LIFE AND THE PASSION THAT SHE BROUGHT INTO MY HEART THE STOLEN MEMORIES THEY'RE LOST IN REVERIE LIKE MAGIC THAT A DAY SHE'S GONE FROM MY SIGHT TAKING ALL OUR JOYS & FUTURE WITH HER TOO SUDDENLY SINCE THE DAY SHE LEFT WITHOUT SAYING A WORD I'VE BEEN MISSING HER SO BADLY AND I TRIED TO FIND AGAIN THAT'S ALL IN VAIN WHILE I'M LOOKING FOR HER EVERYWHERE IN TOWN I RAN INTO SOMEONE WHO KNOWS HER SOMEHOW HE SAID SHE WAS, “THE DOUBLECROSS!” IN THE COUNTERLIGHT SHE CAME IN MY SIGHT WHATEVER SHE MIGHT BE, WOULD BE NO, IT DOESN'T MATTER AT ALL THE STOLEN MEMORIES NOW THEY'RE COMING BACK TO ME ALL THE SWEET AND BITTER FEELINGS STAYS IN MY HEART IS THE ONLY TRUTH THAT I CAN HOLD ON TO THE STOLEN MEMORIES THEY'RE REVIVING CLEARLY NOW EVERY NIGHT AND DAY HER SMILE AND FIGURE HAUNTS ME BUT SHE TOOK MY HEART AND LEFT ME ALL ALONE TOO EASILY THE STOLEN MEMORIES THEY'RE LOST IN REVERIE LIKE MAGIC THAT A DAY SHE'S GONE FROM MY SIGHT TAKING ALL OUR JOYS & FUTURE WITH HER THE STOLEN MEMORIES WHERE'S THE GIRL IN MYSTERY? I'LL JUST KEEP ON LOOKIN' FOR HER TRACE ALL MY LIFE TILL THE DAY WE'LL MEET AGAIN AND SAY “GOOD-BYE” |
Refrain寺尾聰 | 寺尾聰 | 来生えつこ | 安西史孝 | 斎藤毅 | 海に映った 月が溶けてく 窓辺の風もゆれて 思い出なら 潮騒がプレイ・バック 永遠のリフレイン あなたの髪も ゆるやかな波 感じるようにゆれて 恋心も このままで二人とも 永遠にリフレイン グラスの氷 解ける時間よりも ずっとゆっくり 地球は回る 時の流れ 美しい嘘 そんな気がするほど あなたもここで ゆれてる夜に ほろ酔いして 出逢った時の 街のかがやき 並木の葉蔭ゆれて すぐに恋は やわらかに始まって やわらかに進んでた あなたにとって 流れた日々が今 せつなさよりも かがやき多く よみがえれば 二人にとって 幸福なことだね 何も言わずに あなた瞳で こたえてくる 海も今夜は 激しさひそめ 静かな波を送る 長い夜に 潮騒の恋がたり 永遠のリフレイン |