炎の舞中山美穂 | 中山美穂 | 松本隆 | 筒美京平 | | 赤、青、紫、山吹色 絹の糸、琴の絃(いと)、夢の繭(まゆ) 手が切れそうな若葉の緑 陽射し映して乱反射 あなたは少しはにかんだ眼で 晴れ着の私ぼんやり見てる 娘、生娘、十七の春 火のない炎が心で舞っている うす目、切れ長、十七の紅 気のある素振りを心で待っている 何も知らない私の耳に 生きてる意味を吹き込んで まだ新しい畳(たたみ)の青を 人さし指の爪で千切った 娘、生娘、十七の春 火のない炎が心で舞っている うす目、切れ長、十七の紅 気のある素振りを心で待っている |
ペニンシュラ・モーニング中山美穂 | 中山美穂 | 松本隆 | 筒美京平 | | Peninsula Peninsula Peninsula Peninsula シルクのタイトなドレス ヒップまで切れこむスリット 妖しい瞳の魔力 あなたはもう虜だわ ポットにジャスミン茶(ティー) まだゆうべの記憶だけ ゆらゆらと消え残る Ah 植民地風のホテル 水いらずの朝に二人 フォーチュン・クッキー割って 未来を占っていいわ 吉ならば永遠をあげる Peninsula Peninsula Peninsula Peninsula あなたはイギリスの情報部員(スパイ) 私はロシアの情報部員(スパイ) ダイヤの髪飾りには 無線がしこんであるの はじめは芝居で 途中からは本気なの 残酷なゲームだわ Ah 植民地風のホテル 水いらずの朝に二人 フォーチュン・クッキー割って 未来を占っていいわ 凶ならば弾丸をあげる Ah 植民地風のホテル 水いらずの朝に二人 フォーチュン・クッキー割って 未来を占っていいわ 吉ならば永遠をあげる |
黄金海岸中山美穂 | 中山美穂 | 松本隆 | 筒美京平 | | 青いエアメイル 封筒の底に 金色の砂をひとつまみ入れた 一人で旅する自由を許して まがいものの指輪 まがいもののネックレス 時が忘れた贈りもの 黄金海岸 波は無限 黄金海岸 風は永遠 でもひとつ確かなことは 黄金海岸 波は無限 黄金海岸 風は永遠 心だけまじりけのない PURE PURE PURE PURE PURE GOLDだったこと 肌を焦がしてく灼熱の陽射し 半端な関係続けることより 綺麗な別れが私には似合う 透き通った水と 抜けるような青空 命がはねて踊ってる 黄金海岸 泣いて自然 黄金海岸 夢は一瞬 これだけは書いておきたい 黄金海岸 泣いて自然 黄金海岸 夢は一瞬 二人きり生きた時代は PURE PURE PURE PURE PURE GOLDだったこと 黄金海岸 波は無限 黄金海岸 風は永遠 でもひとつ確かなことは 黄金海岸 波は無限 黄金海岸 風は永遠 心だけまじりけのない PURE PURE PURE PURE PURE GOLDだったこと |
霧のケープコッド中山美穂 | 中山美穂 | 松本隆 | 筒美京平 | | 霧が水面に低くたなびく夜明けを 私テラスで見てた 眠れないまま彼の寝顔にKissして ベッドをぬけだしたの この頃胸に吹くすきま風 少し愛に飽きたのかしら? 霧のケープコッド 晴れれば岬が遠くに見える 風よ私のアンニュイ吹き飛ばして Ah 一人で 熱い珈琲飲む やがて朝陽が遠浅の海照らして 心に射し込むわね この頃何故か悩み多いの 違う人にひかれたりして 霧のケープコッド 晴れれば岬が遠く見える 風よ私のアンニュイ吹き飛ばして Ah パジャマを 脱いで泳ごうかな 霧のケープコッド 晴れれば岬が遠く見える 風よ私のアンニュイ吹き飛ばして Ah 退屈 彼を揺り起こそう |
WAKU WAKUさせて中山美穂 | 中山美穂 | 松本隆 | 筒美京平 | | WAKU WAKU させてよ DOKI DOKI させてよ みんな友達じゃないの 他人行儀はよして もっと近くにおいでよ 息が触れあうくらいにね 頭ん中 Upside-down からっぽに消去して 身体ん中 High and High 爆薬をしかけてね WAKU WAKU させてよ 地味っぽい顔はやめて DOKI DOKI させてよ 生きかたを派手にしなよ みんな臆病過ぎるわ 誘いなさいな はやく どうせ男も女も ひとりぼっちじゃ生きられない どうせ人は同じ 淋しくて仕方無い 肩と肩をぶつけ 夜明けまで踊ろうよ WAKU WAKU させてよ マジっぽい恋はいやよ DOKI DOKI させてよ 遊びなら楽しくして WAKU WAKU… DOKI DOKI… WAKU WAKU させてよ DOKI DOKI させてよ 頭ん中 Upside-down からっぽに消去して 身体ん中 High and High 爆薬をしかけてね WAKU WAKU させてよ 地味っぽい顔はやめて DOKI DOKI させてよ 生きかたを派手にしなよ WAKU WAKU させてよ DOKI DOKI させてよ |
スウェーデンの城中山美穂 | 中山美穂 | 松本隆 | 筒美京平 | | 林檎酒ひと口に飲み干せば もう素肌は野バラの色に浮き上がる 宴のあとおいで美少年 長い髪を少女のようになびかせて 月明かりに薄い絹の服 いいわひきちぎって 狼になりなさい 森の奥の古い城 青い月も眠ってる そばにおいで禁断の 赤いイチゴ君にあげるわ 寄宿舎から逃げて来たようね 金ボタンの青いブレザー半ズボン 天使の爪お姉さんの手で エデンの園のドア 連れてってあげるから 森の奥の古い城 誰も来ない秘密の小部屋 長いまつげふるわせて 抱かれなさい羊のように 森の奥の古い城 青い月も眠ってる そばにおいで禁断の 赤いイチゴ君にあげるわ 森の奥の古い城 誰も来ない秘密の小部屋 長いまつげふるわせて 抱かれなさい羊のように |
インカの秘宝中山美穂 | 中山美穂 | 松本隆 | 筒美京平 | | 赤い河を遡れば 地図にもない神秘の密林(じゃんぐる) カヌーをかすめるワニとピラニア ライフル片手にくちびるを噛む Ah 太陽神殿を探すの そこに眠る首飾り探すの 世界一の宝石を私の 胸に飾る けものたちの叫び声と 熱帯樹にささる吹き矢 危険な旅ほど燃える性質(たち)なの 私は絶対引き返さない Ah ここから伝説のエルドラド 黄金(きん)で出来たピラミッド探すの 汚れ知らぬ処女(おとめ)だけが扉を 開けられるの Ah 太陽神殿を探すの そこに眠る首飾り探すの 世界一の宝石を私の 胸に飾る 胸に飾る |
熱い夜中山美穂 | 中山美穂 | 松本隆 | 筒美京平 | | 指さきでつまびく鍵盤 グラスはひび割れてる 熱帯夜汗ばむ肌から 麝香(しゃこう)の香りがする 火傷しそうな熱い夜 遠く響くわスティールドラム こんな夜には 誰か欲しい 小麦色に磨きあげた足を広げれば 男たちの無数の眼が肌をくすぐるの なまぬるい潮風下着も 素肌にはりついてる 夜明けまで長いわ 手首に こわれた銀の時計 火傷しそうな熱い夜 港あたりはカルナバル こんな夜には 誰か欲しい 扇風機のまわる羽の影に誘われて シャツのボタンはだけながら私踊るのよ 小麦色に磨きあげた足を広げれば 男たちの無数の眼が肌をくすぐるの |
SWITCH ON中山美穂 | 中山美穂 | 松本隆 | 筒美京平 | | 冬色のコートの人たち 哀しげな瞳で歩く 反対に駆け出す私は 一人だけ自由な小鳥 アレしちゃダメ コレしちゃダメ ガラスの箱に閉じ込めないで 機械仕掛けの人形じゃない ハートのスイッチを押して あなたの優しい指で ハートのスイッチを入れて 時の歯車錆びる前に Oh please, light up my heart 優しい指で 深呼吸 両手広げ 青空を抱きしめてみる 未来への切符を握って 改札であなた待ってる アレしちゃダメ マダしちゃダメ がんじがらめの規則の糸を ひきちぎったら明日が見えた ハートのスイッチを押して 心のボタンを押して ハートのスイッチを入れて 指の先まであたためて Oh please, light up my heart 優しい指で ハートのスイッチを押して あなたの優しい指で ハートのスイッチを入れて 時の歯車錆びる前に Oh please, light up my heart 優しい指で |
時の流れのように中山美穂 | 中山美穂 | 松本隆 | 筒美京平 | | あなたと生きるしか 他に方法はないみたい 月夜のバルコニー 川面を渡る風の色 Like a boat on the river in lndia もう運命に逆らいもせず Like a boat on the river in lndia あなたのそばに身を横たえる つぼみを閉じた花 古い寺院の塔の影 淋しいこんな夜 とても一人じゃ眠れない Like a boat on the river in lndia そう悪戯に愛することを Like a boat on the river in lndia 人の歴史は繰り返すだけ Like a boat on the river in lndia もう運命に逆らいもせず Like a boat on the river in lndia あなたのそばに身を横たえる |