伊勢正三「22本のキャンドル」の歌詞一覧リスト
曲名 | 歌手名 | 作詞者名 | 作曲者名 | 編曲者名 | 歌い出し |
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ほおづえをつく女伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 振り向きもせずに男は去った 女は半年泣き続けた 薄暗い部屋でほおづえをついたまま 幸せな日々を思い出していた 何故すてられたのかもわからないまま 女は半年泣き続けた 新しい季節が女を変えた 出会いを求めて街に出た 髪を切り胸のボタンひとつはずして 化粧直して女は生まれ変わった お茶を飲みながらほおづえをついたまま 女は男を捜しつづけた 女はそっと煙草をくわえた 男はすかさず火をつけた かげりある女はとてもきれいに見える 思わず誰でも手をさしのべてみたくなる 灰皿の中の古い燃えさしがまた 新しい炎で燃え上がった 数える間もなく時には流れた 振り向きもせずに男は去った 慣れすぎた暮らしに女は甘えすぎて 男の心にまでほおづえをついてしまった 夜空の星がとても美しいのは ほんのすこし光っているから | |
3号線を左に折れ風 | 風 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 都会に住んでる人達は 時には海へ行きたくなる 車飛ばしながらふとそう思う 3号線を左に折れ 海へ向う道に吹く風 今はもう冷たく右腕をなでる 忘れさられた海は 波の音さえ 心なしかさびしい この海で写した二人の 記念写真を今埋めて 想い出は返そう出逢った海へ 写真に写るときの君は いつも目をつぶっていたね きれいなものだけを見てたかったんだね あの街並が見える 遠く霞んで しまっておいたストーブ もう出さなければ いけない季節です | |
通り雨風 | 風 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 通り過ぎた雨に 細い肩を濡らして あの娘は一人ぼっちになろうとしている 淋しいのなら忘れよう 人の心なんて にぎやかなお祭りの人ごみの中で 浴衣がけ 細い肩 通り雨 二年ぶりにたずねた 下町のお祭りは まるであの日と同じ顔でむかえてくれたのに 久しぶりなら忘れよう なつかしさなんて 風車くるくると音をたてる夜に 浴衣がけ 長い髪 通り雨 幸せすぎてこわいと 大吉破いてすてた 何もかもが昔に向かって走り去ってゆく 思い出すら忘れよう おもいでなんて 指切りがほどけてはいけないはずなのに カラカラと 石畳 通り雨 赤い鼻緒切らして 上目使いに笑った かわいそうなくらいの小さな胸もと 悲しいのなら忘れよう 君の笑顔なんて 熱い涙足もとにはじけて落ちた日に ほほ濡らす 悲しみの 通り雨 | |
アフタヌーン通り25 | |||||
君と歩いた青春伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 瀬尾一三 | 君がどうしても帰ると言うのなら もう止めはしないけど 心残りさ少し幸せにできなかったこと 故郷へ帰ったらあいつらに 会うといいさよろしく伝えてくれ きっと又昔のようにみんなで 楽しくやれるさ みんないいやつばかりさ ぼくとはちがうさ そしてあの頃と同じように みんなで釣りへでも行きなよ ケンカ早いやつもいた 涙もろいやつもいた みんな君のことが好きだったんだよ 本当はあいつらと約束したんだ 抜けがけはしないとね バチ当たりさぼくは だけどほんとさ愛していたんだ きれいな夕焼け雲を 憶えているかい 君と始めて出逢ったのは ぼくが一番最初だったね 君と歩いた青春が 幕を閉じた 君はなぜ 男に生まれてこなかったのか |
海風伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 海風 吹いてた あの頃いつの時も 潮の満干に すべてを感じて 幼な心に吹いてた 淋しい時 とても淋しい時 今もぼくのなぐさめに 吹くのは 海風 海風 吹いてた 今はここにいるけど 時の流れが ぼくを変えても 今も故郷に吹く あの日の夢 とてもきれいな夢 今のぼくに何かを 残してくれた 海風 | |
冬京伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | ぼくの部屋の タ暮れは 君が去った ドアの方から始まる あの頃ぼくと そして君の夢は 同じものだと 思っていた ぼくの胸に 顔をうずめて 潮の香りがすると 故郷のない君だから わかるのだろう あの頃ぼくは 何のために 君と同じ朝を むかえてたんだろう 赤い電車は 止まらないほどの その小さな駅の 見える部屋で 階段のぼる ぼくの足音 響き始めたとき 読みかけの本にしおりを はさむ人もいない こんな淋しさ それも東京 そして生きていくため 暖かい愛がなければ 冬は越せはしない | |
そんな暮らしの中で伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 歩き始めた子供の 笑い声が響いてる そんな暮しの中で 芽ばえ始めた「何か」を 大切にして生きるため 日々の暮しがある 時計の針が時を 流しているわけでもなく 明日の朝 新聞の日付がただ 変わっているだけのこと 2センチ足らずの雪が 科学の街 東京を 一日でぬりかえる その変わらぬ雪の色に 人は何を思うのだろう 変わりゆくこの日々に 寒さの中に かくれているのは 暖かさなのだから 冬の朝 目覚めたときの あと五分の幸せを 誰もが知ってる |
月が射す夜風 | 風 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 窓から月が射す夜は 言葉では喋りたくない 君と居る 夏が行く 暑すぎたね ふふ 遠くを見てる 横顔が寂しい君だけれど 人はみな 寂しがりやの 顔してるものだろう 音が跡切れた風鈴だけに 寂しい人の心が解かる あの時 笑っていたね 流されれば すべてが終わるなんて 君は今 夏の終わりに何を捨ててゆくのか 季節が動く時の 蝉の声 響けば 寂しい人の心も変わる | |
Bye Bye伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 人は誰でも皆 愛し愛されて 悲しい恋の終わり 知り過ぎてるのに いつかその傷跡 右手でかくして 左手でまた誰かを抱くことがなぜできたりする 男には女は解からない 時がいくつ流れても……… Bye Bye さよならを Bye Bye 告げた夜は 男ひとり その背中に星がひとつ流れる きれいな言葉だけで 人は愛せない それに気づいたところで まだ若すぎるさ コスモスの咲く頃 アジサイは消えて 若い心の傷は いつの間にか治っているもの 女には男は解からない 涙いくつ 流しても……… Bye Bye 三日月に Bye Bye 操られて 女ひとり恋の道を迷い始めている | |
Musician伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | ひとりだった頃は この時がとても淋しかった 座席にギターケースをつめこんで 帰る道程(みちのり) コンサートが終り 君の処(ところ)へと向う すこし 人いきれに酔ったみたい でも心地良く高ぶるのもいい 今日は いいフレーズが弾けたからと 君に説明しても 君はたぶん笑っているだけ それより 君の今夜のPotato Salad またすこし どこかが違うというのかい ラジオから流れる 誰かの歌を聞くときが 自分を解くことも出来るから 楽しい道程(みちのり) いつか何かに向う男にすれば やさしい女の笑顔さえ ふと忘れてしまうこともある 女には凌(しの)ぎを 男には刀を 与えてくれた世界 それでいいのかも知れない あの頃君を涙ぐませてばかりいたのは もうひとりの方のぼくだった それより 君の今夜のPotato Salad 幼ない頃の同じ想い出にあわせて | |