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LIVE REPORT

flumpool

『flumpool 5th Anniversary Special 2Days Live 「For our 1,826 days & your 43,824 hours」』

2013年10月02日
@日本武道館

10月1日のデビュー記念日を含む、5周年を祝う日本武道館2デイズ。メンバーは1曲目「Because...I am」から気合入りまくりで、山村隆太(Vo)は“かかってこいや!”と観客を挑発する。選曲は5年間を総括するベストオブflumpoolで、「どんな未来にも愛はある」をこれまでと違うかなり激しくロックなスタイルにリアレンジするなど、新しい試みも随所に見られる。“OLDIES but GOODIES‐flumpool武道館スペシャルVer.-”と題したメドレーもそのひとつで、阪井一生(Gu)のヴォーカル曲「タイムカプセル」の時にNON STYLE井上が登場する演出に会場が大いに沸いた。中盤のハイライトはデビュー曲「花になれ」と最新シングル「強く儚く」を続けて歌ったことで、メッセージ的に密接なつながりを持つ2曲の間にある“変わらないもの/変わってゆくもの”の対比、それを今flumpoolが最も見せたかったものだろう。「強く儚く」の力強いサウンドと深みのある歌詞の中に、バンドの成長がはっきりと見える。そして、ライヴ後半は「君に届け」「星に願いを」などヒット曲連発で突っ走り、久々の「夏Dive」では観客全員が思い切り歌い踊る。幸せいっぱいの本編だったが、アンコールではさらなる驚きが待っていた。台湾から駆け付けたアジアを代表するバンドMaydayとともに新曲「Belief ~春を待つ君へ~」と、Maydayの代表曲「OAOA」の豪華セッションに、武道館はこの日最大の盛り上がりレベルを記録。ラストは「大切なものは君以外に見当たらなくて」を大合唱し、3時間に及ぶ特別な一夜は幕を下ろした。“来年はみんなの街に遊びに行きます!”と山村が叫び、5周年イヤーも攻めの姿勢を貫くことを宣言したflumpool。明るい未来へ向けて視界良好だ。