私は『傷だらけのラブソング』というドラマで女優・歌手デビューをさせていただいたのですが、当時は素人で右も左も分からずの状態で芸能活動をスタートしました。音楽活動の下積みがあったわけではないので、デビュー曲「STARS」のカップリング「TEARS」の朗読部分から歌詞を書く練習を始めていました。
実体験や、人との会話から影響を受けることが多いです。「身近な人から不意にもらった贈りものがすごく嬉しかったこと」とか、「これを言われてムカついたから、その気持ちを歌詞にしてみよう」だったり。または、主人公を立てて、物語を作るように作詞することもあります。その曲によって作り方が変わるのですが、意図的に、というよりかは、その時感じたままに書いていくことが多いですね。
曲によって変わってくるのですが、「必ず入れたいワード」を入れてとりあえず書いていきます。その後に音にはめていく作業をすることが多いです。
私は歌詞をスマホのメモ機能で書いています。決まった場所で「さあ、書くぞ!」という状況よりは、寝る前のベッドの中や、散歩中など、浮かんできた時に一気に書き上げることが多いですね。半分眠っている状態で書いていることがあったみたいで、起きて気がついたら書き上がっていた、そんなこともありました。笑
「Over Load」という曲なのですが、期日までにどうしても書き上げることができなくて苦しんだ曲です。何度も何度も書き直しても納得できなくって… 歌詞ができないままレコーディングの日を迎えてしまって、スタジオに到着する直前の車内でやっと完成した、という曲です。笑
自分ではなかなか分からないのですが、聞いてくれる人が共感できたり、自分と重ねてその世界観に入って一緒に想像することができる。それが良い歌詞なのかなと思っています。
加藤ミリヤさんの「愛が降る」という失った人を想う曲です。ミリヤちゃんの曲は大好きな曲が沢山あるのですが、この曲の歌詞はミリヤちゃん節が存分に込められていて。<忘れられない 忘れたことはない>から始まる感じや、サビ前の<まだ来ちゃ駄目って あなた叫ぶ>という歌詞の迫り来る切なさだったり、1曲通して聞いたとき、やられた…と思いました。
少し前までは一人称を<僕>にすることが多かったです。無意識に物語の主人公を男性で書くことが多いからかもしれません。
最近ですと、メッセージを込めた歌詞が多かったりするので、<〇〇?>など、問いかける歌詞をよく使います。自分自身への問いかけの意味もあるかもしれません。
弱いところや駄目なところも、鎧を脱いだ自分自身の全て許し言葉に乗せていくことだと思っています。共感したり寄り添ったりすることを大切にしているので、自分を許し始めることで、みんなにも「大丈夫だよ」って言える気がしています。
周りからの評価はひとまず置いておいて、思ったままに書いてみることだと思います!