コーヒーハウスにて

コーヒーハウスにて

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風に色があるとかないとか
となりでは文学少女たちが
パイをつつきながらの大論争
僕はと言えば
彼女に別れを告げられた
理由(わけ)を探りながら心も重く
窓際のボックスで
いつものように
ぼんやり外を眺めています

「あなたの好きな
優しさなんか
私はなくした女です」
そんなあの娘の言い訳を
だまって許した優しさが
重荷になったのだろう

生きることに疲れたなんて
おもむろに一席ぶった奴が
ママにからかわれてる
カウンター
僕はと言えば
未練を未だに絶ち切れず
恋の思い出など練り混ぜて
心のキャンバスに
ニンフのような
彼女の姿描いています

「あなたの好きな
優しさなんか
私はなくした女です」
そんなあの娘の言い訳を
だまって許した優しさが
重荷になったのだろう