火花

火花

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夕暮れの空に並んだぼやけた灯りが
遠くへ人混みをゆっくりと誘って
いつもより狭い歩幅の隣にある
小さなその頬も染めた気がした

もうあと少し 弾ませた吐息が
急かしているようにそっと胸を駆け抜ける

高く見上げた鮮やかな光の雨が
熱く心を燃やしているこの火花が
綺麗だ、って溢れて風に漂う声が
もう戻らない夏に咲いた
ただ心はそれを見てた

奏で合うように交わした言葉が響いて
呼吸をするほどにこの胸をなぞって
薄暗い夜道を照らす月明かりのように
優しい静けさで僕に残ってる

もうあと少し 長く背を伸ばした
ふたつの影がそっと夜に墜ちていく

高く見上げた花に差すその眼差しも
熱く目蓋を焦がしているその涙も
綺麗ね、って言葉も 聞き逃さないように
ただ心を澄ましている

季節が過ぎ春は巡り 僕らいつか大人になって
忘れることばかりのそこに心ひとつ残して

高く見上げた鮮やかな光の雨が
熱く心を燃やしているこの火花が
綺麗だ、って溢れて風に漂う声が

夜空を咲いて散る光の雨が
強く繋いだ手の中へと灯る微熱が
書き留めた言葉じゃ伝えきれないほどに
もう戻らない夏を染めた
ただ心は君を見てた