百年

百年

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突然の朝焼けが眩しい
もう少し静かに来て欲しい
昨夜見た悪夢のつづきで
目が醒める暇もない

人生が誰かのものなら
当分は人に会いたくない
早送りしてみたい
どうか気にしないで

きみと同じ空を見上げて
きみと同じ海を泳ぐ

それがさみしい
かなしいことだと
気づけたから

もっと
もっと
息を吸って

もっと
もっと
知りたいよ

何が足りないのか
上手く言えたのなら
こんなふうに
泣けたりしないのに

だって
ずるいよ

何も言わずに飛び出す子供みたい
こころなしか
光ってみえる

なんて
ちょっと遅いか

むかしむかし
聞き飽きた話
ひとがひとでなくなるような

わたしたちは同じ宇宙を
見殺しにする

もっと
もっと
手を這わせて

もっと
もっと
殴りあって

何も持たないまま
裸足でいけるなら
こんなふうに
怒ったりしないのに

だって
痛いよ

何も言えずに死んでくくらいなら
いつかちゃんと憎めるように

違うな

いつかちゃんと愛せるように
目を開けて

百年後のイヤホンが欲しい
もう少し静かに鳴るだろう
病名もつかない気がする
お前も楽になるだろう

人生が誰のものだとか
簡単なこともままならない
カーテンがそよいだ気がした
ささやかに