雨の降る夜も泥濘(ぬかるみ)も
進み戦うこの胸に
勝てよ頼むと一億の
燃ゆる歓呼が又響く
明けて敵陣占領すりゃ
すぐに届いた恤兵(じゅっぺい)の
慰問袋やその手紙
抱いて踊るぞこの胸に
弾丸(たま)に斃(たお)れた戦友に
読んできかした慰問文
故里(くに)の少国民(こども)の真ごころに
男泣きした宵もある
見たい知りたいなつかしい
故郷(くに)の新聞読み廻し
文字は千切れて消えるとも
胸にたゝんで進むのだ
強い銃後の力をば
鉄の兜に結びつけ
やるぞ 進むぞ 戦うぞ
弾丸(たま)と生命(いのち)の尽きるまで