無縁坂

無縁坂

このアーティストが好きなユーザー
この曲の表示回数 23,933
 
母がまだ若い頃
僕の手をひいて
この坂を登る度
いつもため息をついた

ため息つけば それで済む
後だけは見ちゃだめと
笑ってた白い手は
とてもやわらかだった

運がいいとか 悪いとか
人は時々 口にするけど
そういうことって確かにあると
あなたをみててそう思う

忍ぶ 不忍 無縁坂
かみしめる様な
ささやかな僕の母の人生

いつかしら僕よりも
母は小さくなった
知らぬまに白い手は
とても小さくなった

母はすべてを暦に刻んで
流して来たんだろう
悲しさや苦しさは
きっとあったはずなのに

運がいいとか 悪いとか
人は時々 口にするけど
めぐる暦は季節の中で
漂い乍ら過ぎてゆく

忍ぶ 不忍 無縁坂
かみしめる様な
ささやかな僕の母の人生