あいつはキスのとき、おれの血が出るまで噛んだ
くちびるを噛んだのよ、てなものじゃない。
おれがわめいても―――あいつは笑うだけ。
そこでおれは
がくっときた。
おれは塩胡椒をふってビフテキを焼きあげた
噛むのが好きなあいつの歯のために。
あいつは笑った、そいつを窓から投げだした
そしてキスした
おれを噛んだ。
おれはあいつの車に張りつけにされた
けちなキス泥棒のように。
笑いに笑ってあいつはがたがたにした
おれの手足を
わるい女め。
いためつけられたおれのアワレな肉体には
無傷な皮膚のカケラも脂肪もなくなった。
でも、おれがあいつにバイバイといったとき
あいつは噛んだ
じぶんのベッドを。
おれの手傷はとっくにいえている。
いまおれに惚れてるのは、優しいマリー。
でもおれがマリーを腕にだくとき
考えるのは
考えるのは
考えるのは
マリーじゃない。
※原詩を載せております。
楽曲の歌詞、及びタイトルは一部異なる内容になっております。