画用紙を膝にのっけて
横顔を盗んで見てた
悪戯な子供のように
クレヨンで指を汚して
うすくれないの日暮れの色が
金の冠 髪に被せて
ねえ黙ってて 動かないでね
窓に凭れたポーズのままで
初めて逢った あの日のような
遠いまなざしとても素敵よ
穏やかな時の流れに
洗われて生きてゆこうね
幸福はこんな近くに
手の触れる場所にあるから
空の青さで染まった爪を
宙にかざしてそっと微笑む
ねえ黙ってて あなたの鼓動
離れていても聞こえてくるの
風が止まった海辺のように
怖いくらいに穏やかな午後
ねえ黙ってて 動かないでね
窓に凭れたポーズのままで
初めて逢った あの日のような
遠いまなざしとても素敵よ