今夏をもって活動を休止することを発表したthe studs。その幕を引くライヴということもあってか、1音1音に感情を込めプレイし、歌う3人の姿が印象的だった。ただ、充電的意味合いの活動休止で、“必ず戻ってくる”と宣言していることもあり、そこに悲壮感や終幕感はない。新たなるフィールドに向うために、現在の自分たちの全てを吐き出しているような意気込みで...それこそ観客さえも圧倒するぐらいの高いテンションで、“この瞬間”を満喫しいるかように見受けられた。もちろん、そんなエネルギーの塊のようなサウンドを受け止めている客席も、ヘッドバンキングや拳を突き上げるなどして、自分たちの感情をメンバーに返していた。 4回のアンコールに応え、完全燃焼したthe studs。彼らの第二幕はどんなものになるのか、今はそれをファンと一緒に心して待ちたい。