ライブレポート

BENNIE K ZEPP TOKYO

2008年07月17日
@ ZEPP TOKYO

優しく歌い上げるYUKIとメッセージ性の強いラップをまくしたてるCICO。デビューから常に斬新なサウンドで魅了するふたりの9年間をパッケージしたベストアルバムも好調の中、それを引き連れての全国ツアーは、もちろん大盛況で今日のファイナルを迎える。 ステージ両脇に設置されたビジョンに今まで出した作品のジャケット写真、アーティスト写真が浮かび上がり、ライヴの始まりを匂わせた。そこへトレードマークにもなっている大きな瞳が描かれた旗を掲げ、ステージに現れた彼女たち。温かな歓声が沸き起こる中、ベストアルバムに収録された新曲「チャクラ」が流れるとオーディエンスはいっそう大きな歓声を上げた。“ちゃんとアルバムを聴いてきてくれてんだね、ありがとう”と、後のMCで喜びを噛み締めるCICOの表情が印象深い。新旧入り交じった選曲でありながら、時の差は感じさせない。それどころかより気分を高揚させ、リズムに乗らずにはいられないのだ。特に「オアシス」では、歌の途中でSOUL'd OUTのDiggy-MO'が登場し、まさかのサプライズゲストに大いに盛り上がったことは言うまでもない。 最後は、BENNIE Kの名を世に広めるきっかけとなった「サンライズ」の大合唱で、彼女たちらしい明るいエンドロールを迎える。サウンドのみならず、ビジュアル面でも十分に楽しませてくれたライヴ。彼女たちの存在が唯一無二だということを実感した。9月には、自身初のオールコラボレーションシングルのリリースも控えており、まだまだ彼女たちには驚かされそうだ。

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