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LIVE REPORT

THEラブ人間

『THEラブ人間 リリースツアー2012 「恋に似ている」 単独演奏会 東京編 【「ぼく」に似ている】』

2012年07月22日
@恵比寿LIQUIDROOM

アルバム『恋に似ている』を引っ提げ、全国を駆け巡ったツアーの最終公演。披露されるナンバーはバンド名通りに人間臭く、少年→青年→大人へと変わっていく心模様が描かれていて、まさに青春賛歌。幾多の焦燥や葛藤を抱きながらも、大人になることを肯定し、不器用ながらも光を目指して生きる...そんな想いがフォークソングのごとく真っ直ぐに歌われ、しかも熱のこもったロックサウンドを纏って胸を直撃してくる。さまざまな感情が落とし込まれた言葉やフレーズに、心の深部のあらゆる箇所を射抜かれたような感覚に陥った。しかし、それはアルバムの世界の再現というよりも、“THEラブ人間”そのものを表現したと言えるだろう。待望の1stフルアルバムのツアーということもあって、結成からの約3年半の軌跡にひと区切り付けるように、全力で歌い&奏でるバンドの姿が印象深かった。