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LIVE REPORT

D-51

D-51 中野サンプラザ

2009年06月02日
@中野サンプラザ

メジャーデビュー5周年を記念して行なわれた初のホールツアー。最新アルバム『Daisy』同様に、アカペラによる「Daisy」がオープニングを飾ると、じっと聴き入っていた客席を「The life is dramatic」の爽快でアッパーなサウンドが、一瞬にして沸き立たせる。会場の隅々にまで歌を届けようと、ステージ上を行き来するYASUとYU。そんなふたりの気持ちに応えるように、オーディエンスも手を左右に振ったりしながら笑顔を返し、この場にいる者全員が一緒になってライヴというハッピーな空間を作り上げていく。中盤に入ると、そんな客席に対して着席をうながし、ふたりが沖縄出身ということで「涙そうそう」をしっとりと聴かせた。その後も今回のアニバーサリーツアーで初めて歌うという「ラストシーン」、YUがひとりで歌い上げた「Love」、YASUがアコギを弾きながら歌った「ファイト」、CHAGE and ASKAの名曲「LOVE SONG」のカバーが披露され、再び会場が総立ちとなったのは「ロード」から。そして、会場中にピースサインが花咲いた「Travelers Of Life」やビッグヒットナンバー「NO MORE CRY」で盛大に盛り上がり、YASUが“この曲を最後にどうしても持ってきたかった”と想いを語った「ひとりじゃない」で本編を締め括る。 ひとつの節目でもある5周年。その中で発表されたアルバム『Daisy』は、“オリジナリティー”をテーマとしている。当然のように、それは本公演でも垣間見れた。ヴォーカルデュオとして美しい歌声であったり、見事なハーモニーを聴かせるだけでなく、全ての人を巻き込んで“一緒に楽しむ”という気持ちがパフォーマンスに表れていたふたり。観客との間に生まれていたフレンドリーで、アットホームで、ピースフルな一体感というのは、彼らのライヴならではのものだろう。