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LIVE REPORT

175R

175R 日比谷野外大音楽堂

2009年08月30日
@日比谷野外大音楽堂

“5時間50曲、何があってもやりきろうと思います!”と、SHOGO(Vo)の開会宣言といえるMCで始まった、日比谷野外大音楽堂ワンマン。“5時間50曲”という無謀ともいえる企画。しかも、この日はあいにくの雨。開演前は誰もが成功を危惧したが、その心配も1曲目「ハッピーライフ」の力強い歌と演奏、観客の盛り上がりで吹っ飛ばされた。三部構成で行なわれた、この日。第1部ではお馴染みの楽曲に加え、インディーズ時代の懐かしい楽曲を披露。“これ作ったの十代のころやったもんね!”と本人たちも懐かしんでいたのは、変わらぬ金髪に短パン姿で歌った「I am Golden Head」。“11年経ってもドキドキワクワクが与えられるバンドであることがうれしい”とSHOGO。「GLORY DAYS」を熱唱しながら、花道で観客を扇動する姿も勇ましい。「プラスティック ~紫川のほとりにて~」でしっとり始まった第2部では雨脚は強まる一方だが、会場を埋める観客はほとんど欠けることなく、雨が強まるほどに連帯感も生まれて会場が熱気を帯びていった。木々の緑と高層ビル群の両方が視覚に入る、野音の独特な雰囲気にばっちりハマったのは新曲「東京」。雨と汗でグッチャグチャになりながら会場中がぶちアガった第3部後半は、“天気も季節も俺らには関係ねぇよ!”と演奏した「SAKURA」で夜の雨空に桜吹雪が舞う! ラスト50曲目は新曲「リフレイン ~青春馬鹿野郎~」。渾身の力で演奏するバンドと熱狂する観客を観ていると、なんだか泣けて泣けて仕方がなかった。何かを成し遂げたくてウズウズする時期を青春と呼ぶならば、この日会場にいた全ての人が青春ド真ん中なのだろう。こんな無茶な企画を考えるバンドも馬鹿野郎なら、それに付き合う観客や俺も馬鹿野郎だ!!(笑)