会場内に足を踏み入れると、開演前からDJ SHIMA☆YURIがビートの効いたナンバーを大音量で流し、早くもフロアが熱気を帯び始めている。開演予定時刻の19時、“柏へようこそ~”と総合司会役のCLIFF EDGEのSHIN(MC)がステージに登場し、3回目を迎える『VBP』が開幕!
トップバッターのLily.μがダンスチューンとメロウなナンバーで二面性を見せると、二番手の『CROOZ presents アジア歌姫オーディション supported by レコチョク』のグランプリ獲得者・福田桃代は安定感のある歌声を聴かせた。続くPURPLE REVELはラップとヴォーカルを絡めてハートフルでホットな空間を作り、jyA-Meはのっけからタオルを振り回すアッパーな新曲で会場を盛り上げる。そして、SO-TAは持ち前の伸びやかで艶のあるクリスタルヴォイスで観客を魅了し、BRIGHTが見事な4声のハーモニーと華麗なダンスでフロアを酔わせた。
暗転の間にステージ後方に「Believe ~夢のカケラ~」のPVで使用された崖乃淵高等学校應援團の團旗が掲げられると、いよいよ主催者であるCLIFF EDGEの出番。起爆剤的なナンバーの連続投下でライヴのイニシアティブを完全に握り、オフィシャルブログで募ったリクエストでぶっちぎりの1位に輝いた「NO LIMIT ~勇気をキミに~」ではフロアでも力強い拳が挙がり、かけ声が響き渡る。CLIFF EDGEのライヴらしいアツい高揚感が、開始早々にして生まれていたということだ。その後もBRIGHTを招いての「I LUV U forever feat. CLIFF EDGE」やjyA-Meとの「サヨナラ I Love You feat. jyA-Me」で場内を沸かせ、10月発売のニューアルバムからもLil'Bを迎えての「大好きだったキミへ feat. Lil'B」などの新曲を惜しげもなく披露。特に本編を締め括った「誓い」は、CLIFF EDGEとファンをつなぐ新たな代表曲となることを予感させた。アンコールでは「Believe ~夢のカケラ~」のPVで扮した應援團員姿で登場した3人。その似合いすぎている風貌はもちろん、同曲の三三七拍子を盛り込んだビート感はインパクト絶大で、さらに強い一体感を誘い、最後にアットホームなムードを会場中に充満させるのだった。