春ツアーのファイナル。前回のツアーで成長したアルバム『BRAVE NEW WORLD』のナンバーとリリース前のニューシングル「Nutty Nasty」が起爆剤となり、今まで以上に彼らの器用さや、はちゃめちゃ感が前面に押し出されていた。デビューシングル「smile.」で幕を開け、2ndシングル「Calling」やアルバムのリード曲「STEADY」を序盤に配したセットリストからも、バンド力が高まっていることがうかがえる。時にハードだったり、ファンキーだったりとさまざまな表情を見せながらも、揺紗のヴォーカルが乗ることでポップ&キャッチーな空間を作り出し、会場中にフレンドリーな空気と笑顔を振り撒いたのも印象的だ。アンコールでは新曲のPVシューティングもあり、THE KIDDIEの“NOW”と“NEXT”を垣間見たライヴだった。