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LIVE REPORT

大知正紘

『TOUR 2011 「ONE」』

2011年06月26日
@原宿アストロホール

初のワンマンツアー最終日。バンドを背に“楽しい~!”を連発、トレードマークのハットが飛ぶほどに跳ね回る姿は、普段“つながり”という、ある意味ストイックなテーマで、真摯に言葉を選び歌う彼からすると違和感もあったが、弱冠20歳。これが自然なのかも...ワンマンライブだし。ただ、跳ね回ってても意志力や声は、まったくぶれない。言葉の数々は、逆に無邪気さとともに素直に響き、聴き手を解放し満たしていく。おどけたトークも軽いタッチで笑いを誘い、今日を楽しむための即興曲「原宿アストロホール」でのコール&レスポンスも、スンナリと導き会場を沸かす。秀逸は本編ラストの「19歳最後の唄」。賛美歌でお馴染み、“ハレルヤ”のコーラスが神聖に会場を包み込む。終始、通い合わした心のアンコールは「手」。冒頭に書いた“つながり”の真骨頂は、きっと明日からの“大知正紘”を大きくすることだろう。