1stシングル「スターライト」のリリースに伴う全4公演のツアーの最終公演。過去最大のキャパとなるTSUTAYA O-WESTで、5人は“リアルな感情を込めた楽曲をダイレクトに伝える”というバンドのスタンスを改めて体現してみせた。
ライヴは2ndミニアルバム『7RAILS』に収録されたアッパーチューン「Gold」でスタート。さらに骨太のロックチューンを連発し、会場のテンションを上げていく。どんなに激しく演奏しても、ISATO(Vo)、Daiki(Vo&Gu)のヴォーカルははっきりと伝わってくる。歌を軸にしたアンサンブルは今回のツアーでさらに向上したようだ。また「幸せのありか」「またあした」など、素朴な手触りの歌をじっくり表現できるのもLOCAL CONNECTの魅力。ライヴが進むにつれて声量が上がり、ダイナミックな歌声を響かせるISATOのパフォーマンス、Daikiとともに奏でる豊かなハーモニーも印象的だった。
終盤には新曲「優しい人」を披露。そしてライヴのハイライトは本編の最後に演奏された「スターライト」だった。ツアーを通してこの曲に込めた意味を考えていたというISATO。“全員を照らすのは無理だと思う。でも、こうしてライヴに来てくれて、俺たちの話を真剣に聴いてくれるあなたたちの光であり続けたい”という言葉はそのまま、「スターライト」の情熱的なステージングに直結していたと思う。
アンコールの「コトバ と ココロ」では、ISATOが客席に降り、オーディエンスのど真ん中で歌うハプニングも。残念ながらソールドアウトにはならなかったが、この日のライヴが5人にとって大きな糧になったことは間違いないだろう。