モデル、シンガー、クリエーターなどマルチな活動をしてきた青野美沙稀がロカビリーシンガーとして初の全国リリース。そのリリースパーティーには元MAGICのヴォーカリスト上澤津 孝と、デビュー25周年を迎えたSIDE-ONEといったロカビリー界のキャリアアーティストたちが祝福に駆け付け、ロカビリーの魅力を青野にバトンタッチ。期待に応えるように彼女はサポートバンドとマニピュレーターというスタイルで、布袋寅泰の「バンビーナ」をはじめ、ミニアルバム『1959 ~Magical Rockabilly Night~』の全6曲を熱唱。ウッドベースが特徴的なロカビリーのバンドサウンドと、マニピュレーターのDJサウンドを巧みに取り入れ、リバイバルに止まらない新しいロカビリーをアピールすると、全3バンド中2番手にもかかわらず、客席の盛り上がりに応え「バンビーナ」をもう1回歌うまさかのアンコールが実現。キュートさとは裏腹に、思いの外堂々としていた彼女のパフォーマンスも観どころだった。来年はアンコール公演に加え、全国ツアーを行なうことが決定している。