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LIVE REPORT

フレデリック

『フレデリズムツアー2016~オンリーワンダーランド』

2016年07月02日
@Zepp DiverCity Tokyo

6月にリリースしたシングル「オンリーワンダー」を携えての東名阪ツアー。最終日となったこの日は、大歓声に迎えられてメンバーが登場すると、三原健司(Vo&Gu)の“始めようか!”の声から、力強いカッティングギターがかき鳴らされて「オワラセナイト」でライヴがスタート。正確かつグルーブ感満点の演奏に、独自のメロディー感を持つヴォーカルがうねりを生み、1曲目から会場を熱狂の渦に巻き込むと、前半はアッパーな曲をたたみかけ、会場をダンスフロアーに変えた。効果的な照明やレーザーが世界観に深みと奥行きを与えた「FUTURE ICE CREAM」、アニメ映像と楽曲をリンクさせた「人魚のはなし」、会場を大量のスモークが包んだ「うわさのケムリの女の子」など、曲ごとにさまざまな演出を施し、独特の楽曲世界を音だけでなく視覚的にも表現したステージは、まさにワンダーランド! “踊ってない夜を知らない”とばかりに、MCも挟まずノンストップで踊らせ続けたライヴは、会場中を大熱狂させた「愛の迷惑」「オドループ」で頂点を迎えると、“あなたは俺たちにとってたったひとつのオンリーワンです!”と力強く宣言し、本編ラスト「オンリーワンダー」を披露。大勢の女性ダンサーを従えての賑やかなステージは、ワンダーランドの終幕にぴったりだった。アンコールでは“これまでフレデリックがやってきたことが間違っていなかったと肯定するツアーにしたかった”と語っていた彼ら。もっと大きな会場で、彼らの頭の中をそのまま具現化したライヴが観たいと素直に思った。