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LIVE REPORT

locofrank

『“Returning” TOUR 2016 ONEMAN』

2016年05月02日
@恵比寿LIQUIDROOM

自主レーベル『773Four RECORDS』をメンバー3人で舵を取り、心機一転作となった6thアルバム『Returning』。そのレコ発ツアーは全カ所ワンマンで、彼らの決意のほどが伝わってきた。「CALLING」から猛ダッシュを掛けると、間髪入れずに「Mountain range」へ。新旧織り交ぜた選曲で、3人の気持ちが一本の矢となった怒濤の攻撃力を見せつける。木下正行(Vo&Ba)の伸びのある歌声に、森 勇介(Gu&Vo)とTatsuya(Dr&Cho)もコーラスで強力に援護。序盤、「Tobacco Smoke」を3回仕切り直す珍事が起きるものの、それも笑いに変えるフランクな空気も良かった。

“俺たちの始まりの曲”と言ったあと、「'98」をプレイ。青いメロディーを存分に響かせると、中盤では木下が喉を潰して、全国ツアーで4カ所のライヴを飛ばしたことを詫びる。その後、“一本一本のライヴは当たり前じゃない。俺らはやれるところまでやる”と熱く宣言。後半はブライアン・アダムスのカバー「Straight From The Heart」や「HOME」とグッと聴かせる曲で観客の心を奪う。そして、本編を締め括る「START」から「Returning」の流れに会場は大熱狂! それからアンコールに応えると、バンド初期に作られた「HAPPY」、続いて「ONE」と人懐っこいミドルテンポの曲を連発。木下はフロアーに降り、観客と同じ目線で懸命に歌い上げ、シンガロングの渦を巻き起こす。かつてなく人間味を曝け出したパフォーマンスの連続に、ひと皮もふた皮も剥けた彼らの強さを垣間見た。

SET LIST

試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    CALLING

  2. 2

    Mountain rang

  3. 3

    A GLOSSY DEMOCRACY

  4. 4

    Unwanted Age

  5. 5

    BE FULL

  6. 6

    Tobacco Smoke

  7. 7

    Gold mine

  8. 8

    ’98

  9. 9

    Coconuts Fine

  10. 10

    COLOR

  11. 11

    voyage

  12. 12

    It’s Over

  13. 13

    Brings Me Out

  14. 14

    Straight From The Heart(ブライアン・アダムス カバー

  15. 15

    Grab Again

  16. 16

    Weary stars

  17. 17

    survive

  18. 18

    reason

  19. 19

    across time

  20. 20

    HOME

  21. 21

    Before It’s Too Late

  22. 22

    START

  23. 23

    Returning

  24. <ENCORE>

  25. 24

    HAPPY

  26. 25

    ONE