ステージに立つ者にとってワンマンライヴは夢。初ツアー&東京初ワンマンは、そんな彼女の夢が叶った瞬間だった。序盤からアッパーなナンバーで飛ばし、3曲目にしてアイドルチックなナンバー「君だけのヒーロー」でコール&レスポンスを巻き起こす。中盤で「優しい嘘」などのバラードをしっとりと聴かせると、終盤はフロアでタオルが旋回した「HIGH SPIRITS」から再びヒートアップ! 演る側も観る側も、どちらもが楽しむ側であり、ライヴを作る側となり、ハートフルでアットホームな空間が生まれていた。そして、自身の歌に対する気持ちを綴った「泡沫の声」を最後に歌い届けた、上原れな。終演後ひとりステージに残り、客席から“ありがとー”という声が飛ぶ中、声を震わせながらも感謝の気持ちを伝え、デビュー5年目に懸ける想いを語ったのだった。ワンマンライヴを終え、ここから新章が始まる!