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LIVE REPORT

きゃりーぱみゅぱみゅ

『ピカピカふぁんたじんツアー 「きゃりーぱみゅぱみゅのからふるぱにっく TOY BOX」』

2014年11月08日
@国立代々木競技場第一体育館

ドットやストライプ柄のカラフルなおもちゃの家、大量のバルーンで彩られたステージでは、開演前からミツバチ、ゴリラ、ネコのグロかわキャラが練り歩く。そして、“さぁ、愉快なパーティーの始まりです”と笑う男の妖しいアナウンスに続いてプレゼントボックスが舞い降り、中から純白ドレスのきゃりーが颯爽と登場! いきなりダンサーたちと歌い踊りまくる彼女の姿に、辺りは歓喜の声であふれる。

“この3年めちゃくちゃライヴをしてきた結果、18歳の頃にちょっと戻りたいなと思って、原点回帰がテーマです。遊園地に来た感覚で楽しんでいってください!”という言葉通り、初期曲を含むひとつの集大成がアトラクション的に、彼女を象徴する原宿から目と鼻の先にある会場で展開されていく。時は流れても“ファンに100パーセント”なきゃりーのひたむきさは変わらず、イリュージョン早着替えに、振付レクチャーにとフル稼働。“人見知りなので恥ずかしい”と言いながらもコスプレをした観客と話し、「み」では鮮やかなコール&レスポンスを交わす。

エッジーに飛ばす中盤で痺れ、右肩上がりな熱気のままライヴは後半へ。花道ステージにホールケーキのオブジェが出現し、てっぺんに立つきゃりー。手に持ついちごの光線銃でレーザービームを放てば大爆発が起き、お次は翼が生えたピンクの車でドライブするなどやりたい放題で、もうこの文字数じゃ書き切れない! 「つけまつける」「ファッションモンスター」といったナンバーをもはや特別としない頼もしさもあり、何より気持ちが明るくなる“ふぁんた人”らしいショウだった。