朝からの雨は開演前には青空へと変わり、絶好の野音日和。HOME GROWN Special Bandをバックに、「Anything For You」からライヴはスタート。ゆったりと熱い歌声、レゲエのバックビートに会場全体が揺れる。観客に気さくに話しかけるようなMCも含めて、程良くリラックスした雰囲気がたまらなく心地良い。15周年ということで、MOOMINやDABO、MIHIRO~マイロ~がゲストで参加し、楽しいパーティーがより一層華やかさを増していく。徐々にテンションがアップしていくと、美空ひばりの「リンゴ追分」をノリノリで披露。「I wanna Know You」で伸びやかな歌声を聴かせ、「Strong Woman」では力強い歌声で魅了したりと、表現力豊かなヴォーカルに酔いしれた。
日が暮れ始めた頃、前向きなメッセージを温かいメロディーで歌う「Light Up Your Fire」を披露。そして、彼女の“一緒に踊りましょうか?”の声から「夕陽」が歌われると、観客も合唱。“今日はみんなの笑顔が見れて最高です”“みんなの幸せを祈ります”と語ると、「I Pray」を気持ちを込めて歌って本編は終了。アンコールでは「RAINBOW」を披露した後、MONGOL800のキヨサクをステージ呼び「ララバイ」をデュエットする。ふたりの美声のハーモニーに、会場中がうっとり状態。最後の曲は「a song dedicated」。これまでも、そしてこれからも歌を歌い続けていくという思いを、観客ひとりひとりに届けていく。会場全体を歌でひとつにして、ライヴは締め括られた。PUSHIMの歌の力、レゲエの素晴らしさを存分に感じられる最高の15周年ライヴだった。