キングレコードが発足させたロックレーベル“STANDING THERE, ROCKS”の第一弾アーティストとして、7月11日に1stメジャーEP『MILESTONE』をリリースする小林太郎。そのショーケースとして行なわれた30分ほどのライヴで、約1300人のオーディエンスを前に圧巻のステージを見せ付けた。緊張感の高いバンドサウンドをバックにトレードマークのフライングVを掻き鳴らし、感情剥き出しのヴォーカルを聴かせると、1曲目の「リバース」からモッシュが発生! その後、新曲が連続投下されるが、体を突き上げるような強靭なロックサウンドにフロアのテンションが下がるはずもなく、会場の熱気が上昇していく。もちろん、破壊力と説得力を秘める、ロック然としたヴォーカリゼーションは身震いするほどのカッコ良さだ。この逸材がシーンに新風を巻き起こしてくれることを期待せずにはいられない。