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ワンマイル

 
コーヒーを買いに
向かいのカフェまで
横断歩道を渡る

風にほんの少し
春が含まれていると気づく

私だけ置いて
いつの間に世界は
何処まで進んでしまったの

重いドアを押して
メニューを眺めて
初めて視線が合う

あたたかい日ですね
何にしますか?って
湯気の向こう

彼女が笑った
はっとする笑顔で
まるで小さな永遠みたい

つられて微笑む
そのとき何かが
コトリと胸の中で動いて
景色にゆっくり
鮮やかな色がついて流れ出した

眩しくてなぜか
泣きそうになったの
ごまかすように深呼吸する

地球上にひとり
そんな気分だった
誰の孤独も知らないで

カップを片手に
軽くなった足で
表の通りに出る

話すほどのことじゃないけど
生きてるってきっとこういうこと

あとでワンマイル
花を買いに行こう
だって私、花が好きだから