Uta-net

イベントレポ

検索

メニューを開く

YURiKAワンマンライブ『Shiny Stage~今年は全曲できるのか!?~』ライブレコード 2020/03/12
YURiKAワンマンライブ『Shiny Stage~今年は全曲できるのか!?~』ライブレコード

2017年2月22日、TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』OP曲『Shiny Ray』でデビューを果たしたYURiKA。今年3周年を迎えたYURiKAが、自身とファンにとって特別な2月22日(土)、恵比寿ザ・ガーデンホールでワンマンライブ『Shiny Stage~今年は全曲できるのか!?~』を行った。


開演15分前、YURiKA自身による『会場限定ラジオ』が流れるという、ハガキ職人としても有名なYURiKAならではの、嬉しいサプライズで早くも場内は大盛り上がり。


開演時間を迎え「俺がYURiKAのVIP」のロゴ入りベストを着たVIPなファンが囲むセンターステージに、清楚な水色のワンピースに身を包んだでYURiKAが登場。映像と共に、『はねバド! 』OP曲『ふたりの羽根』で記念すべきライブをスタートさせた。

 

 

 

唄い終えると後奏中に
「バドミントンしま~す」
と告げ、バドミントンのラケットを取り出してシャトルを客席へ打ち込む恒例のパフォーマンスを見せる。

 

 

続いて
「盛り上がっていけるかーっ?」
とクラップを要求して『baby baby flow』、
「みんなの声を聴かせてください! 」
と煽っての『AKATSUKI DEPARTURE』では、応えたオーディエンスがコールとヘドバンを見せる。

 

 

ここで
「全31曲唄うぞ! という事でこのままドンドン突っ走って行きたいと思います! 」
と宣言、『Snowy Daydream』『サマーテイル』『Fairy Way』と歌い継ぎ、『薄明パラレル』では
「君が好きなんだ」
で客席を指さすパフォーマンス。

 

 

 

 

 

 

「まだ休む時間ではありませんよ?」
と牽制し、
「あー、こんな所に」
と、ポンポンを取り出して『アニマエール! 』コーナーへ雪崩れ込むと、『CRAZY GONNA CRAZY』『じょいふる』で客席も一緒に揺れる。

 


『Beautiful Future』、『きっと、世界のまんなか』、ゲーム『片恋いコントラスト -way of parting-』ED『時のFoliage』、『Dive into the colors』とアップテンポに攻めると、TVアニメ『宝石の国』OP『鏡面の波』は映像に合わせて高音をホールへ響かせ、客席もライトを緑色にして受け止める。

 


「ここからはちょっとしっとりめというか…皆さん椅子ありますんで、一旦座っていただいて…」
と、着席を進めると、『Song That Never Ends~夢の続き~』、デビューシングルのカップリング曲で壮大なバラードの『My Destination』を披露。

 

続いてモニターに映像が映し出され、TVアニメ『BEASTARS』の週替わりED曲コーナーへ。ムーディーなライティングに照らされて『眠れる本能』、『マーブル』を唄い上げると、ドラムのリズムが印象的な、最終回を彩った『月に浮かぶ物語』を初披露。最新シングル表題曲の『Le zoo』は、自らハーモニカを吹きながら「オワオ、オワオ」の大合唱で会場が一体になる。

 

 

 

自らセットリストを決めている時に、
「夢の続きは何だろう…」
と考え、
「やっぱり2019年は『BEASTARS』」
との想いからこの曲順となった事を明かすと
「どんな事があっても、『BEASTARS』に関われた事、関われるっていう想いが本当に支えになって、助けられたなって思います」
と、作品への心情を吐露。2期も決定した『BEASTARS』へ、アーティストとして、1ファンとして愛を語った。そして拍手を受けたYURiKAが、
「さあみんな、ここからアッという間にラストスパートなんですが…そろそろ休憩は終わりましたよね?ここからは動いても良いですよね?」
と、テンションを変えるのに呼応して場内一斉にスタンディングモードへ。

 


「ここからは運動会が始まりますが大丈夫ですか?後半戦入りますがまだまだ盛り上がれますか?YURiKAの3周年一緒にお祝いしてくれますか?最っ高の声を聴かせてくれますか?」
と問いかけ、
「オオーッ」
の反応を引き出すと、昨春リリースしたミニアルバム『ただいま。~YURiKA Anison COVER~』収録のカバー曲コーナーへ突入。
『甲賀忍法帖』、『ETERNAL BLAZE』、『舞風』、『時を刻む唄』、『創聖のアクエリオン』という、高速BPMアニソンをサビメドレーという難易度の高い形でしっかり自分のものとして唄いこなすと、オーディエンスも『ETERNAL BLAZE』でライトをオレンジに変えて呼応する。

 


自身がパーソナリティを務める人気番組から生まれた『#ザキャッチ』では、「浮気は」「禁止」「1134」「ザキャッチ」「採用」という独特のコール&レスポンスで大盛り上がり。『メイキット! 』で「もうちょっと近くに行きます! 」と、ステージを下りてそのフロアを一周するパフォーマンスで大歓声。 
自らのライブを「感情ジェットコースター」と呼ぶ様に、ここでステージへ戻ると暗転し、Keyのゲーム『Summer Pockets」挿入歌『夜奏花』をしっとり聴かせる。
耳に着けていた私物の鍵形のイヤリングからも伝わるKey作品への人一倍強い思い入れが伝わる歌唱となった。

 

 

「3年間、もしかしたらその前から、応援してくれてる方もいれば、今日当日券あるならいってみようかな…っていう方まで、1人1人と関係を築けた事、出会えた事を嬉しく思っています。
この1年間、誰のせいとかじゃなく、思う様にできない事、アニソンシンガーにこだわる事が今の時代に広く響かなかったり、伝わらなかったり…という事があったんですが…やっぱり、アニメの唄、カップリングも含めて、アニソンシンガーのYURiKAとしてこだわって、どこに行っても堂々と唄っていきたいな…と、ここまでのステージで感じました。たくさん、色々な事が、みんなもあると思うけど、『なんかYURiKAも頑張ってるな』…って思って歌を聴いてほしいし、遊びにも来てほしいなって思っています」
と、3年間とこれまでのステージを振り返って拍手を浴びる。そして
「どんな辛い事があっても、私はこの作品でデビューできた事をずっと一生誇りに思っていくんだろうな…という『リトルウィッチアカデミア』。どんな辛い時も、この言葉が私を支えてくれました…『信じる心があなたの魔法! 』」
と、竹ぼうきを担いで2クール目OP『MIND CONDUCTOR』を唄い上げると、ライブの定番曲であるコール曲『魔導戦士グランシャリオン』で、吉田穣もギターを宙返りさせ、盛り上げる。そして始まりの唄である『Shiny Ray』を、記念すべき日に熱唱し、無事全曲を完走した。

 

 

惜しみなくホールに響く拍手がいつしか「アンコール」に変わり、YURiKAと共にバンドメンバーも竹ぼうきを担いで再登場。
ギター・吉田穣、バイオリン・多ヶ谷樹、ベース・蛇石徹、ドラム・横瀬卓哉、マニピュレーター・高藤大樹&横山翔大を紹介。『Shiny Ray』と比べて、甲乙付けがたい拍手の大きさでアンコール曲が『MIND CONDUCTOR』に決定。

 


竹ぼうきを事情を知らないスタッフに掃除に使われたという裏話を披露して笑わせつつ、「信じる心が! 」「YURiKAの魔法!! 」の合い言葉で会場全体で記念撮影。

 

敬愛するアニソンアーティストへのオマージュとして「ありがとう」と名残惜しそうに会場中に手を振ると、
「またね」
と3周年のライブを終えた。

 


コロナウイルスの影響で、出演予定だった4月29日『KSL LIVE WORLD 2020』が中止となってしまったYURiKA.
しかしMCで語ったのと同様に、YURiKAは前向きに唄える日を信じている。
笑いが免疫を高めるという話もある。
アニソンの力を信じるYURiKAは、その澄んだ歌声で、魔法にかかった様に、心を穏やかに、会場中を笑顔にさせてくれた。いずれ世界に笑顔が伝播していく事を信じよう、そんな気にさせてくれた特別な2月22日だった。

 

 

ライター:こもとめいこ♂

 


●YURiKA公式サイト
●公式Twitter

 

 

<<アニメ歌ネットトップへ戻る>>