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雨宮天 LAWSON presents 雨宮天ライブ2020 “The Clearest SKY”ライブレポート 2020/02/10
雨宮天 LAWSON presents 雨宮天ライブ2020 “The Clearest SKY”ライブレポート

1月19日雨宮天が幕張メッセにて「LAWSON presents 雨宮天ライブ2020 “The Clearest SKY”」を開催した。

 

開演前の会場には、クラシカルなピアノサウンドが響いていた。時計の秒針の音、そして鐘の音がライブの開演を知らせると、客席はペンライトの光で真っ青に染まった。白と黒を基調としたアシンメトリーなドレスに身を包んだ雨宮がメインステージの上層部に登場すると、待ちわびたファンの歓声で会場が揺れた。「Defiance」を歌いながら、階段を降りてきた雨宮が拳を突き上げるのに合わせて、ファンたちは掛け声で応えた。続いて「Eternal」を歌い上げると、「今日は一緒に楽しい時間を作りましょう。盛り上がる準備、できてますか?OK、行くよ!」とファンを沸かせて、「チョ・イ・ス」を披露。観客ひとりひとりに手を振って挨拶をしながら、センターステージへ移動した。

 

 

「The Clearest SKYで初めてこの幕張に立たせていただいています。本当にありがとうございます。そして初めての幕張で、初めての生バンドです!」と、バンドメンバーを引き連れてのライブは初めての試みであることを発表。「今日はこのみんなと一緒に最高の時間を作っていきたいと思います。たぶんね、嫌でも私もぶち上げていくので、ご覚悟の方よろしくお願いします!」と盛り上げると、TVアニメ「七つの大罪 神々の逆鱗」のエンディングテーマ「Regeneration」、妖艶な魅力が詰まったジャズ風サウンド「irodori」、ミステリアスな雰囲気の「Abyss」と続ける。

 

 

「ここからはゆっくりお聞きいただきたいので、よろしければ座ってください。雨宮天の世界を感じてください。聞いてください、月灯り」と曲紹介をし、そして「誓い」を披露。
一旦、雨宮が退場すると、メインステージの中央に大きな鳥かごが現れ、朗読劇が始まる。会場がゴシックな雰囲気に包みこまれると、一瞬の暗闇ののち、鳥かごがあった場所に雨宮の姿が現れた。レースが特徴的な黒のトップスに、黒のスカートを合わせた雨宮は、目隠しをされ、手首を拘束されて登場。豪華な椅子に腰かけたまま、「メリーゴーランド」、そして黒いスカーフと宝石といった小物を使ったステージが妖しくも美しい「羽根輪舞」で観客の目を釘付けにしたと思ったら、おもむろに立ちあがりがらっと違った曲調の「VIPER」で、センターステージにてダンサー、ギタリスト、ベーシストと一緒に激しいパフォーマンスを披露。

 

白のトップスに、白のブーツカットボトム、銀色のヒールがアクセントとなった衣装へ再び着替えて登場した雨宮は、「ライブでも声優っぽいことをしようと思って、自分で朗読の文も考えて、読むときもここをタメようとか考えながらやりました」と、先ほどのパフォーマンスの裏話を明かす。「曲を可視化」したかったためだという。「突然手を拘束されて、目隠しされて出てきて、びっくりしてくれていたら嬉しいです」といたずらっ子のような表情を見せた。
さらに、次に歌う昨年のカバー曲リサイタルの際に一部分だけ披露した自作曲への想いを語った。「いちばん最初は小学生の時だったんですけど、半年に1回くらい曲を作りたくなる時期があって、ワンフレーズだけとか作ったりしていたのをリサイタルで披露したらすごい反響で喜んでいただけたので、幕張のためにフルバージョンを作らせていただきました。」と説明。「火花」を歌い上げた雨宮は、「皆さんの元気な顔が見れて安心しました。ここからはそんな皆さんの美声を聞かせてもらいたいと思います!」と沸き上がったファンと一緒に、「RAINBOW」「Lilas」を歌った。

 

「みんなで一緒に歌うとこれがライブって感じがしますね。みんなに囲まれてるんだなってのを感じられました。ありがとう。本当に今まで頑張ってきてよかったなと思います」とファンに感謝を伝え、「天ちゃんのten(10)枚目のシングルです」と、1月15日に発売された最新曲を紹介。今までになかったポップアンドキュートという新しい方向性に挑戦したのだという。「これからも皆さんをびっくりさせていきたいし、これからも挑戦を受け取ってもらいたいです」と、ピンクのスポットライトの中でとても可愛く「PARADOX」を歌い上げた。

 

「最後までついてきてください」と観客席をさらに盛り上げて、「Velvet Rays」「Silent Sword」「Trust Your Mind」「VESTIGE」と、ハードなロック調の楽曲でラストスパートを走りぬいた

 

「みんなのパワーをもらってここまで来ることができました!次で最後の曲です。みんなとならきっとどんな壁も超えられると思ってます。これからも力を貸してください!最高の仲間に届けます。Skyreach」と語った雨宮は、青のレザージャケットを着こんで、「Skyreach」を歌い上げた。

 

再登場した雨宮はライブTシャツと、黒のパンツに身を包み、「GLORIA」でアンコールを開始。「もう無理かもしれないって何度も思うんです。いつもいつも背中を押してくれて本当にありがとうございます。みんなのこと考えて力をもらえればどんな壁も乗り越えていけるって、それが雨宮天のスタイルなんだなって思います。そんなみんなと作った今日は最高の時間でした。ありがとうございました!最後の最後の最後の最後まで笑顔で楽しみつくしましょう。」と思いを吐露。「じゃあみんなで飛ぶよ!一番星!」と、「一番星」「Song for」で、最高潮の盛り上がりの中、ライブを締めくくった。

 

「また絶対、どこかでお会いしましょう!」と涙ぐんだ雨宮。ファンへの感謝を常に伝え続ける姿が美しく、さらなる飛躍を期待させられる、そんな5周年の集大成であった。

 

 

雨宮天 | ソニーミュージック オフィシャルサイト

 

 

ライター:誉田優(@yu__honda)

 

 

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