mock須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 誰かの言葉で俯く背中に 憎たらしい程の晴天が射していた 寄る辺ない想い出は隠し事の中 悪戯な冗談で花を咲かせておくれ 君を呪う全てを壊してしまいたいな その為にどんな事が出来るかな 君を連れ去ってしまいたいと思ったんだ 呪いを穿つような瞳ですらも 何処か描いていた青い写真のような 心残りならば置き去りにしようね 誰かの痛みに惑わされないように 耳を塞いでいたら 君の声も聞こえなくて 何も言えない事 認めたくない事 悲しい歌ばかり持て余してしまった事 覚えのない罪に怯えていたくはないのに これからも何度繰り返すのだろう 君を連れ去ってしまいたいと思ったんだ 痛みを分かつような続きがあっても いつか思い出すのならこんな日々の中の 取るに足らないような幸せがいいな もう いっそ捨ててしまおう こんな悲しみの中で 愛を貪って眠る耐え難い夜は ああ きっといつか出会うのなら その時は前を向いていたい たとえ その姿が醜く歪んでも ただ取り留めもない この心の底でいつまでも 不愛想に笑ってる そんな日を願ってる その為にどんな事が出来るかな 君を連れ去ってしまいたいと思ったんだ 呪いを穿つような瞳ですらも 何処か描いていた青い写真のような 心残りならば置き去りにしようね |
パレイドリア須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 揺れるカーテンと有り触れた映画が心地好かったから 消えゆくままの群青を横目に映した 募る哀情と移り気な愛慕に身体を預けては 過ぎ行くだけの生活を幸せと呼んだ 下らない理想で笑い合っていた この日々の終わりを見据えたくないもんな 不確定 深夜 変わらない関係 もっと夢を見ていたいのに ほら夜は沈んでいくんだね 目が回る様な絶え間ない堂々 ずっと此処にいてもいいかな この愛は溢れていくんだね 来たる安定と擦り切れたアイボリー 針の止まった時計 過ぎ行くだけの生活を手離せなかった 日に日に徒然暮れてく今日は 常々僕らにまとわりついて 嗚呼 つまらない毎日だ どうか救ってくれ 干涸びた希望で許し合っていた この日々の仕組みを認めたくないもんな 不関係 前夜 移り行く造形 もっと夢を見ていたいのに この夜も滲んでいくんだね 身を焦がす様な鮮やかな群青 きっと間違えてはいないよね 繋がった手に尋ねていた これから君とふたりで 覚束ない夢を語るの それから君とふたりで 終わらない歌を歌うの 下らない理想で笑い合っていた この日々の終わりに隣にいたいもんな 不確定 今夜 変わらない関係 もっと夢を見ていたいのに ほら夜は沈んでいくんだね 目が回る様な絶え間ない堂々 ずっと此処にいて欲しいから この愛を重ねていくんだね |
farce須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | あなたの作り笑いはとても寂しいから 度々に僕は抱くのです ささやかな憂患を 美しい朝靄だってあなたにあげるのに それさえ疑い続ければ 暮らしは燻るな 贅沢を言わせて貰えるのならば あの日観た メロドラマの片隅に いつの日か あなたの顔を見て話せたら その時はどんな話をしようかしら 鮮やかな 物語の末を求めたら きっと逆らえない運命に溺れてしまうかな 怖ろしい夕闇の中 ほころぶ紫蘭の葉 雲に混ざりゆく摩天楼 優しさを頂戴な あなたの作り笑いはとても寂しいから 度々に僕は抱くのです ささやかな憂患を 飴玉を転がし 街を歩いていた 色褪せた エピローグの裏側だ いつまでも うつろな闃を背負い続けたら 愛想のない言葉だけが響いているかしら まざまざと 熟れゆく獣の様な日々は ずっと変わらない証明と信じていたのにな 言えない 言えない 果てだとしても 逃避行もないくらいに生憎の雨だ ドーリー 見届けておくれ 癒えない 癒えない 傷だとしても どうしようもないくらいに愛に会いに行くんでしょう そんなモノローグを許してね いつの日か あなたの顔を見て話せたら 哀感は雨模様に染まっているかしら 華々と抱えた傷も愛せたのなら こんな下らない終劇に差し出す花束が きっと他愛ない憧憬を飾ってくれるだろう どうか笑わないで僕をその目で見ていてね |
Dolly須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | タリーランプは灯ってないから 秘密の話をしよう ぼくらずっとひとり 霞んだふたり 描けるのは此処じゃないな 悲しくても飾っていたいから 真夜中をねえどうしよう 夜を負ったドーリー 望んだ通り 奇麗なままを切り取って 淑やかな熱を持つ 瞳の奥の過去でさえ 受け止めてみたいのにな 思い出したんだ 言葉では表せないくらいの景象 酷い鼓動 諭してよ かしましくなってしまう前に 胸に飼っていた 優しさも欺きたいと思うほど 正しくはあれないよ それなのに前を向いてみたい 寄り添っても充たされないのは 確かな傷があるから 今もきっと僕が望んでた 答えは此処にはないと知った 有り触れた意味を持つ 胡乱な夜の囁きに 身を委ね 眠りにつく 思い出したんだ 心では飲み干せないくらいのメロウ 辛いこと 話してよ 傷跡になってしまう前に 重ね合っていた掌も覚束ない 眩暈の様なやましさも抱きしめて 日々の底で惑っていたい 夜は等しくなった 違えたままの関係だ 而して愛しくなった その全てを覚えている 形も忘れてしまった 煤けた日々の心像だ 而して愛しくなった その全てを覚えている 思い出したんだ 言葉では表せないくらいの景象 酷い鼓動 諭してよ かしましくなってしまう前に 胸に飼っていた 優しさも欺きたいと思うほど 正しくはあれないよ それなのに前を向いてみたい |
レソロジカ須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 何を言おうとしたんだっけ 喉に眠っていた言葉 どこか恥ずかしくて 笑顔で繕った 愛の全てを綴ったって 今日の想いをなぞったって どこか頼りなくて 心は彷徨った 要らない言葉 思い出して 傷に傷を重ねないで 気付けないままならいいのにね それじゃまた後で 迎えに行くから どうか あなたの幸せを謳歌して 何度も顔を合わせていく度 別れの形も曖昧に育つのだろう 今夜、素直になって話がしたいな 宙に泳いだ黒い髪が 朝を恐れぬその心が 深く仄暗い場所へ 迷い込みませんように 涙の跡を辿ったって 何か出来る筈もなくて 等しく背負えたらいいのにね 熱病によく似た 美しい眩暈は どんな光も悪戯に奪っていく 何度も声を交わしていく度 移ろう心を思い知ってしまうのだろう 下らない空言だって笑ってほしいな まるで恋のように胸の空白も愛しくなる 笑って嘆いて日々は過ぎて 背丈も変わって いつかさよならを告げる日が来ると分かっている その日が来るのが怖いんだ これじゃあ いつまでも この手を離せない そんな淋しい顔をしないで それじゃまた後で 迎えに行くから どうか あなたの幸せを謳歌して 何度も顔を合わせていく度 別れの形も曖昧に育つのだろう 今夜、素直になって話がしたいな どんな小さな哀楽だって分け合っていこうね |
浮花須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | 須田景凪 | ねえ あなたの今日はどんな日でしたか 僕は平々凡々な変わらぬ日々を過ごしています ねえ あなたの声や仕草、その全ては 僕のしがない嘆きも簡単に食い潰すのだ きっと明日もさ 会いたくて仕方なくて 綻びの隙間にあなたを探すだろう じゃあね 胡乱な愛情 世界が終わる頃に ふたりが笑っていますように ねえ この夕焼けをあなたに見せたいな 僕は精々爛々を瞼の裏に隠しています ねえ あなたのように無邪気に笑うのは どうも気恥ずかしいからこうやって目を伏せるのだ きっと明日もさ ひとつだって進めなくて 鏡に手を伸ばし自らを呪うだろう じゃあね 望んだ偶像 未来が霞む頃に ふたりが並んでいますように きっとこれからも 簡単に笑えなくて 麗らかな空にこの手を伸ばすだろう じゃあね 胡乱な愛情 世界が終わる頃に ふたりが笑っていますように |