大塚まさじ「大塚まさじ スーパー・ベスト」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
風が吹いていた大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ風が吹いていた 雑踏だらけの街角に 淋しい心がよこたわる 俺は路地にもぐり込み 背中をかくして歩いた 明日なんかこなけりゃいい 叫んだ声が昨日に消えた 過ぎゆくだけのこの街で 俺は女と酒をのむ  風が吹いていた 心一面 海が満ち水平線に陽が沈む どこまで泳いでいったって水平線はつかめない 女はいつも悲しいもんで 男はいつも淋しいもんさ 秘密をわけた女の顔が 俺の心にぶらさがる  風が吹いていた 頭の中は冬の荒野 黒くカラスの群れがとぶ 時が俺にくれたのは 前に進む苦しみばかり 考えばかりが目の前はしり 体はいつものりおくれ 二人は風に追われてた だから北へ旅に出た
宝物大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ最初がどうだったのか 俺にもよくわからないんだ たくさんの俺の荷物を こわしてきたことは確かだ 後をふり返ると そこはガラクタの山だった 何一つひろわず 夢中でそこから逃げてきた  この飲んだくれ男の ガランとした部屋を見てくれ ここで生きているものは 俺とこのウィスキーだけだ ジュータンをめくったって アンタの欲しがるものはない せいぜい出てきて 俺の落とした溜息ぐらいさ  こんな俺にも宝物の 一つや二つあるものさ カベにピンで止めてある 小さな写真取っておくれ かわいい娘だろう あんたもきっと夢中になるさ でもあの娘 俺から 北へ1000Kも遠くなんだ  もう一つの宝物を あんた知りたいって言うのかい でも今すぐって訳にゃ いかないぜ こいつばかりは 今夜俺が唄ってる いつもの店へやって来な きっと飲んだくれて 宝物を唄ってるからね  最初がどうだったのか 俺にもよくわからないんだ たくさんの俺の荷物を こわしてきたことは確かだ 後をふり返ると そこはガラクタの山だった 何一つひろわず 夢中でそこから逃げてきた  夢中でそこから逃げてきたんだ
満月を待つ女大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ海は一日を 満ちては引いていく 月は一月を 満ちては欠けていく あの娘は月と 一緒に生きてる あの娘の悲しみは 月が欠けていく時 あの娘の喜びは 月が満ちていく時  月に会いにやって来る 毎晩この池の端 あの娘は指をおり 幸せを待っている あの娘 満月の下では誰よりもステキさ マリアさまよりも 優しく笑えるし モンローよりも 男をなぐさめられる  満月を待つ女 満月を待つ女 もうすぐきっと いいことがあるよ  おいらがあの娘に はじめて会った夜 月は傾いた 小さな三日月 あの娘 悲しみの中で 影と手をつないでた そんなかぐや姫に おいらは恋をして 夜空にかけのぼり 一番星になった  満月を待つ女 満月を待つ女 もうすぐきっと いいことがあるよ
淋しがりや大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ飛ぶことのできない淋しがりやは 君の胸元に耳をあて やすらぎを求めつづける 墓場をさまよう母親たちに 会えないって淋しがる  一人ぼっちの好きな淋しがりやは 沈みゆく太陽が好きで ささやかな喜びを手に入れる でも 愛のない石切場では キスはやめときな  こわすことのこわがる淋しがりやは ひたすら口でこわしつづけ 傷つけ合うあんたとつながろうと 君の見せてくれたはずのものが 僕にはみられなかったんだ
HAPPY SWINGING BLUES大塚まさじ大塚まさじKURO西丘恭蔵空が晴れても曇でも いつでも心には 流れて来るよ 陽気な メロディー Swingin' Blues  街角に座って 唄ってた頃 ラジオで聞いて憶えた あの唄さ  つらい気持ちも せつない夢も 忘れて Swingin' Blues ひびわれ声に すべて かくした それがあの唄さ  たった一人の 淋しい夜に 口ずさむのは決まって このHappy Swingin' Blues  雨が降っても 風が吹いても いつでも Swingin' Blues 口笛吹いて 生きて行けたら それが この唄さ  空が晴れても曇でも いつでも心には 流れて来るよ 陽気な このHappy Swingin' Blues
Morning Lullaby大塚まさじ大塚まさじKURO西丘恭蔵朝の光は まだうすい そっと お休み 君の うでを抜けて 今は さようなら  ねむそうに 君は目をあけ ちょっと淋しそう だけど いつか二人 きっと Wedding Bell  つらい恋をたくさん見たから 君とは淋しさだけで むすばれたくない  ここで君を見てるから そっと お休み 夢路たどる君へ 俺の Morning Lullaby  つらい恋をたくさん見たから 君との二人の恋を だいじにするのさ  朝の光は まだうすい そっと お休み 夢路たどる君へ 俺の Morning Lullaby
いつも大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじいつも 北国に居たみたいだけど そこは大阪だったんだ いつも 旅をしてたみたいだけど 同じことばかり考えてたんだ いつも 女といたみたいだけど 一人でいるのが恐かっただけなんだ  いつも 雪が降ってたみたいだけど そこは 雨だったんだ いつも 笑ってたみたいだけど 淋しさにないていたんだ いつも うまくいくと思ってたけど うまくいくはずなんてないと思ってたんだ  いつも 遊んでいたみたいだけど そこは たいへんだったんだ いつも 酔っぱらってたみたいだけど 一番すなおでいれたんだ  いつも 石を投げてたみたいだけど どこに落ちるのか俺ら知らなかったんだ  いつも 北国に居たみたいだけど そこは大阪だったんだ いつも 旅をしてたみたいだけど 同じことばかり考えてたんだ いつも 女といたみたいだけど 一人でいるのが恐かっただけなんだ  いつも 石を投げてたみたいだけど どこに落ちるのか俺ら知らなかったんだ
北の果て行き特急列車大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ僕から遠くはなれていった女の顔を思いだしてる ふっ切れぬままの心で大阪を出た昨日 明日の朝には北の街 連絡船の着く港 僕は君と二人で 北の果て行き特急列車  幸せのせて走るのか 不幸のせて走るのか この汽車どこへ行くのやら そこは地獄か天国か 北へ行く 北へ行く 思いはつきぬ人の顔 僕は君と二人で 北の果て行きの特急列車  何かが始まる気配がして 古い約束姿消した 今 目の前に見えるのは 雪と太陽そして君 久しぶりに笑った二人 海の見える北の朝に 僕は君と二人で 北の果て行き特急列車
君に友達は大塚まさじ大塚まさじ田川律大塚まさじ朝日が 窓からさしこむと 一日が また切れ目なくはじまる おもてを走る 車のざわめきは 街行く人の 世間話  君に友達はいるか 一杯のコーヒー一緒にのめる 君に友達はいるか 一枚のパンを わけて食べられる  今日も 俺はギターを抱え いつもの街を さまよってる 行きかう人は 誰もかれもが 夜店の金魚のように 知らん顔  君に友達はいるか メロディーにあわせギターひいてくれる 君に友達はいるか リズムにあわせ手をたたいてくれる  ひとり部屋に 帰ってくると さけびも ささやきも閉めだされ 壁の向こうの 闇の中で 風が電線を ならしてる  君に友達はいるか はなれていても そばにいるような 君に友達はいるか 笑顔だけで それで充分な
十月のある木曜日大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ何をすることもなく 狭い部屋を右左 プレイヤーのレコードは変わることなく静かに回る サキソフォーンにベース ピアノとギターにドラム 夕焼のジャズの波の中で耳をすましても声は聞こえない 今日も何一つ唄い出せず ただタバコをふかすだけ  夜の暗さと月のあかりが 夕暮につられてやって来る 路面電車のきします音が 俺を南の街へとさそう いつもここにいたような気がする法善寺の路地裏 あやしげなキャバレィーでは もう若くない女達が客を送ってる 今日も何一つ唄い出せず ただ街を流して歩くだけ  背広姿の男達は もう酔っぱらい家路をさがしてる 俺はいつもの飲屋にとび込み 店の女の子にあいずを送る 誰もが自分の安全地帯で わがままにわめき合ってる 今夜も淋しさをいやす場所には 人があふれ絶えることがない 今日も何一つ唄い出せず ただ酔っぱらっているだけ  店からしめ出された人達が 暗い通りにあふれてる 女達の酔っぱらった声が 心斎橋にひびいて消えた あかりが一つずつ消えてゆく最終電車は もういない “明日こそは”に もうとっくに いや気をさしてる俺達さ 今日も何一つ唄い出せず ただ夜がふけてゆくだけ  ただ夜がふけて行くだけ
彼女に初めて会った日大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ彼女に初めて会った日  俺は台風に追われてた 北の街に うたいに行く時 この街までは どうにか来たが 目的地行きの汽車は走らない  旅行客は足を もぎとられ ダルマみたいに転がっていた 大きな川が 氾濫したらしい テレビは ニュース速報ばかりだ  それで この街に一人残され 俺は 一文無しの風来坊 皆な 今頃 うたってる頃だなア 俺には 今 うたう場所がない  彼女に初めて会った日  3日目の夜 男がやってきて 今夜 みんなが帰って来ると言う 男は 俺をむかえにきてくれた 行った先は 女のアパート  彼女はドアの影に立っていて 長い髪は 彼女をかくしてた 彼女は 俺を中に入れると 風船みたいなソファをくれた  彼女は ひっそりと一人暮し 北国の街が君にはおにあいさ 彼女は 19才だったけど 俺には もっと大人に見えたんだ  彼女に初めて会った日  旅のつかれも 心のつかれも コーヒーの香りがいやしてくれた いつか聞いた あのメロディー 小さなラジオから流れてた  街は静かに 更けわたり 犬の遠ぼえが 遠くで聞こえた 二人でかわした 小さなはなし 息の音まで 俺には聞こえた  今日初めて彼女に会ったのに もう何年も ここにいるみたい 明日 この街出て行く俺だけど いつか又 会えると思った  彼女に初めて会った日  台風は 今夜オホーツクに抜けて かわりに皆なが 帰ってきた 再会を祝って カンパイをした 又 俺は 金と仕事を手に入れた  彼女に 初めて会った日  俺は 一文無しの風来坊 彼女に 初めて会った日 俺は 台風に追われてた  彼女に初めて会った日 彼女に初めて会った日
君は僕のもの大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ君は大声では しゃべらなかったけど 僕には充分聞こえたんだ 君は多くの闇をさまよっていたけど 君のつかんだものは 僕の腕だったんだ 安心しなよ かわいい娘 君は僕のもの  昔の失いものを 悲しまないで 今は君一人じゃないことを忘れないで 不幸な女と淋しがる前に 今 君が手にした小さなぬくもりを信じて 安心しなよ かわいい娘 君は僕のもの  僕の月が 祝ってくれる 今夜の為に めったにないことさ こんな静かな夜は 君の港をごらん 灯台がてらしてる こんなに明るいじゃない さあ出かけよう 安心しなよ かわいい娘 君は僕のもの
夜には街も酔っぱらい大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ俺は もう充分に酔っぱらってるみたいだ 街も きっと酔っているのさ こんな夜更けにゃ 目をこすりながら ヨタヨタ歩きの酔っぱらいさん もし 待つ人がいるのなら 早くお帰り 街の誘惑は あんたを駄目にするだけだぜ  俺を見て笑ってるんだろう ねえお月さん そんなあんたも一人ぼっちさ そんなに遠くで いつもあんたを見ていたさ どこにいたって だってあんたは裏切らないもの こんな俺にでも 今夜 あんたは誰よりも ステキに見えるぜ  路地の奥で 二つの影が抱き合っている 大通りを野良犬が連れだって渡っていく 昔出合った花売娘は どこへ行っちまったんだ もしあの娘を見かけたら 俺に知らせておくれ 心優しい娘だったが もう昔の話さ
海と空と月と闇大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ大塚まさじ海は足元から 広がってる 空は頭の上から 広がってる 俺は一人砂浜にいる とてもなつかしい思いだ 俺は何にも属さない 海にでも空にでもなれる  月は二つの目に輝いてる 闇は俺の後でひそんでいる 俺は一人 街角にいる とても静かな夜だ 俺は何にも属さない 月にでも闇にでもなれる
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