ヒカシュー「かわってる」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
20世紀の終りにヒカシューヒカシュー巻上公一巻上公一20世紀の終りに 恋をするなら 惑星のちからと死の魔術が必要 恋の断面図を透かしてみてごらん そこは地獄か はたまた暗闇  声をあげて 頭を使って 声をあげて 頭を使って 求めるのは何  イデオロギー失くして 愛をさがすなら 月面のひかりと死の予見が必要 恋の大気圏を透かしてみてごらん そこは廃墟か はたまた暗闇  声をあげて 頭をつかって 声をあげて 頭をつかって 求めるのは何
人間の顔ヒカシューヒカシュー巻上公一海琳正道人間の顔は面白い こんなものに恋したり こんなものを拝んだり 裸のままで恥ずかしい  人間の顔は素晴しい 同じ人が違ったり 見つめるだけでわかったり 誰でも顔はひとつずつ  (一番上に顔がある)  人間の顔は凄まじい 昨日に似てる明日にも 何処を変えてもかえられぬ 不思議なものが生きている
うたえないうたヒカシューヒカシュー巻上公一坂出雅海うたってもうたってもうたえないうた かなってもかなってもかなわないゆめ 喉はもうカサカサなのに 瞼の裏のスクリーンに いつまでも取れない埃のようなもの きみの愛情から「あ」が失われた「あ」の日  回っても回っても戻れない場所 出会っても出会ってもさわれない人 足はもうガクガクなのに 意識は妙に昂って 真夜中にざわめく光のようなもの ぼくの太陽から「た」が失われた「た」の日  守っても守っても癒せない傷 かわってもかわってもかわらないこと きみはまだあやふやなのに こころに壁を積み上げて 怪しげな気持ちで誓いをたてるだけ きみとぼくがいて 「こ」を探してた「こ」の日
天国を覗きたいヒカシューヒカシュー巻上公一野本和浩世界を区切る大きな思想も祈りも地に堕ちて クリスマスの靴下をただぶらさげる人ばかり エスキモーの風習もアフリカの象の死に場所も インディアンの筋肉もその靴下に腹いっぱい ど、ど、どんなふうに祈ればいいのか ちこっと教えてくれないか て、て、天国を覗きに行きたい がくっとするかもしれないけどね  あたまの中はグチャグチャ 噛んでるガムはクチャクチャ ヘンゼルもグレーテルもお菓子を食べて騙された 鈍感な奴らにはそんな危険も意味がない サンタクロースがいるのならぼくの部屋にも靴下を ど、ど、どんふうに吊せばいいのか ちこっと教えてくれないか て、て、天国を覗きに行きたい がくっとするかもしれないけどね  見えないものを見ること そんな楽しみ分けてくれ 見えてるものに蓋をする そんな生き方やめてくれ クリスマスの裏通りサンタクロースの変死体 ぼくの部屋の靴下は誰があけたか穴だらけ ど、ど、どんなふうに過ごせばいいのか ちこっと教えてくれないか て、て、天国を覗きに行きたい がくっとするかもしれないけどね
丁重なおもてなしヒカシューヒカシュー巻上公一三田超人花柄のソファーで テーブル越しのビジュアルから アイドルが歌う在り来りの歌 ロックというスタイルで ダンスがうまい 聞き取れない言葉で 舌だけがイングリッシュ くるくる回る すごいというほどハンサムではないが スピリチュアルもソウルもほど遠い お茶を飲みながらけなした  丁重なおもてなしをしよう 和菓子も用意しよう ビジュアルを越えて ここへどうぞ  リモコンのエラーで ナーバス気味のチャンネルへと アルファ波をさそうやさしすぎる音 ムードとは紙一重で 理屈がうまい まじめすぎる手法で 夢までもプロデュース イライラさせる 緻密というほどマンネルなのである アバンギャルドもシュールも欲しくなる せんべいの音がうるさい  丁重なおもてなしをしよう UFOも用意しよう ビジュアルを越えて ここへどうぞ
パイクヒカシューヒカシュー巻上公一山下康水をゆくひとつのパイク  (陸をゆくのはふたつのパイク)  不快深いはるかなパイク  (太り始めた静かなパイク)  波をよぶのは秘密のパイク  (土に埋もれた秘密のパイク)  泡と浮く空気にパイク  (泳いでゆけないもどかしさ)
もったいない話ヒカシューヒカシュー巻上公一坂出雅海人間にしておくには もったいないほどのの人間になる 必要もないのに 上ばかりみて歩いていると ひっくりかえされた カブト虫のように すすまない   風がゆく鳥が追いかける いつのまにか極楽の中に生きて いったい 何が欲しいんだろう 長いこと上ばかりみて 足があることすら忘れていたよ  もったいない話だ ほんとうに  恋愛をするためには 絶対不可欠な筋肉があり 内容もないのに 震わせているといざその時に くっきり浮き上がる あぶり出しのように 焦げている  うしろから君が駆けつける しらんぷりの青空に犬が吠える いったい なにをしてたんだろう 長いことここにいすぎて 君がいることすら忘れていたよ  もったいない話だ ほんとうに
びろびろヒカシューヒカシュー巻上公一巻上公一快楽に脳はしびれいよろろろ ヌード ヌード ヌードな気分 ヌード ヌード ヌードな気分 世界は平面 黄金分割の枠 きみにはめて びろびろ  民族に愛はあやしいよろろろ ピース ピース ピースな気分 ピース ピース ピースな気分 時間のてっぺん 千年王国の域 泡と消えて びろびろ  運命に神はおどけてよろろろ チーズ チーズ チーズな気分 チーズ チーズ チーズな気分 破壊と増殖 人生幸福の罠 きみとともに びろびろ
キメラヒカシューヒカシュー巻上公一坂出雅海美しく青き惑星のいまは 記憶するきみをこの目にも手にも  忌まわしき恋の悩ましき姿 人間はなぜに命を操る  何気なく飲み干した飲料水のなかにも きみは生きていた 胃袋から血液へ 経済はあらゆる細胞を実験台にする  ライオンの頭羊のからだ 動物の接木 現実の神話  吠えもせず生きるきみの名はキメラ 背中には羽が心には沼が  新しい現代の錬金術のはじまり ぼくは注意する 人類から人類へ 警告は誰もが生活を理由に無視をした  美しく清き惑星のいまに 記憶するきみをこの目にも手にも
日本の笑顔 テーマと14のバリエーションヒカシューヒカシュー巻上公一井上誠、トルステン・ラッシュ君が見たのはダチョウの卵 サファリパークの昼だった ラクダ 縞馬 手のなる方へ 頬染めるフラミンゴ ここより彼方のアフリカで 生まれたことを思い出す どろんこまみれの子供たち 口唇かんで夢を見て 僕が見たのもダチョウの卵 サファリパークの昼だった  草を噛んでる腹ぺこロバが どこかちょっぴりはにかんで 今日もごちそう 明日もごちそう たまには人も食べたいね 初恋みたいにありあまる 想いを胸に秘めている ウサギがはねて花が咲く おとぎの国じゃありません 子供が笑う大人も笑う なぜ笑う 日本の笑顔  ダリダリダ ダリダリダ ダリダリダ ダチョウの卵 サリサリサ サリサリサ サリサリサ 日本の笑顔  黒いカラスに青い大空 ここは楽園パラダイス キリンが走る スローモーション その先は行き止まり 大きな夢を咲かせましょう 毎日欲しい日曜日 大きく息を吸い込んで やっと自分をとりもどす サファリパークに西日が落ちて どこへ行く 日本の笑顔
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