寺尾聰「ツイン・ベスト」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ルビーの指環PLATINA LYLIC寺尾聰PLATINA LYLIC寺尾聰松本隆寺尾聰井上鑑くもり硝子の向うは風の街 問わず語りの心が切ないね 枯葉ひとつの重さもない命 貴女を失ってから………  背中を丸めながら 指のリング抜き取ったね 俺に返すつもりならば 捨ててくれ  そうね 誕生石ならルビーなの そんな言葉が頭に渦巻くよ あれは八月 目映い陽の中で 誓った愛の幻  孤独が好きな俺さ 気にしないで行っていいよ 気が変わらぬうちに早く 消えてくれ  くもり硝子の向うは風の街 さめた紅茶が残ったテーブルで 襟を合わせて 日暮れの人波に 紛れる貴女を見てた  そして二年の月日が流れ去り 街でベージュのコートを見かけると 指にルビーのリングを探すのさ 貴女を失ってから……  そして二年の月日が流れ去り 街でベージュのコートを見かけると 指にルビーのリングを探すのさ 貴女を失ってから……
出航 SASURAIGOLD LYLIC寺尾聰GOLD LYLIC寺尾聰有川正沙子寺尾聰井上鑑ひとつ また ひとつ 港を出て行く船 別れのしるしに 俺の影 置いてゆく  自由だけを 追いかける 孤独と引き替えにして  おまえの匂いは 記憶の彩りだけど 生きてゆく道連れは 夜明けの風さ  古い石畳 過ぎゆく時を見てる どんな恋だって 色あせ崩れてゆく  いつの日か この俺も 生命 尽き果てるなら  あの雲にまかせて 遥かに彷徨い歩く 生きてゆく道連れは 夜明けの風さ  そうさ 夜明けの風さ 蒼い 夜明けの風さ
シャドー・シティGOLD LYLIC寺尾聰GOLD LYLIC寺尾聰有川正沙子寺尾聰見下せば 知り尽くした都会は雨 さよなら 言えるはずのない君の声  今の横顔 何てSexy ふいを衝かれて グラス止める  蒼ざめた シェイドの隙き間 近づく夜 いつのまに 翳りをまとう女に変わる  無理に微笑えば 何てSexy 妙に惹かれる 最後の時間
回転扉寺尾聰寺尾聰有川正沙子寺尾聰井上鑑もう今は待つひともない 午後の切なさが 駆け抜ける 胸深く  ゆく宛のない悲しみを 持て余すだけで 振り返る 胸深く  回転扉から 着く人 出てゆく人 すれ違う 人生は さまざまで 交す言葉も ないままに右と左に さり気なく 行き過ぎる  たとえば あの時に 声を掛けなければ 今頃は やるせないこともなく ふたたび 会えぬ あなたとの 優しい日々を 思い出す 筈もない  この胸に刻まれた 深い傷跡を 忘れるすべがあるなら  あれ程 激しくは 二度と愛せない 何もかも ただひとり  あの日から すべて揺らめく 陽炎のように やりきれず ただひとり  もう今は待つひともない 午後の切なさが 駆け抜ける 胸深く  ゆく宛のない悲しみを 持て余すだけで 振り返る 胸深く  回転扉へと 視線を投げかけて いたずらに 時間だけが過ぎてゆき 来るあてのない あなた待つ 俺のこころを あきらめが 塗り変える  思えば あの時に すでにあなたはなく 何故 俺に何ひとつ 教えずに 海辺の町で 抱きしめた せつない日々が 思い出を しめくくる  この胸に刻まれた 深い傷跡を 忘れるすべがあるなら  あれ程激しくは 二度と愛せない 何もかも ただひとり  あの日から すべて揺らめく 陽炎のように やりきれず ただひとり
渚のカンパリ・ソーダ寺尾聰寺尾聰松本隆寺尾聰井上鑑少しは愛してくれ 夏の風もてれちまう程に 八月は出逢う女(ひと)を 恋人に変えちまうよ  ジリジリ焦げた肌に ひとしずくの水を投げてくれ 渚から光る君は サングラスも眩(くら)みそう  心を軽く乱され いつもの俺じゃ無いのさ カンパリのグラス空けてしまおう 君に酔ってしまう前に  若さを弾くように 笑いかける小麦色の夢 もて余す無邪気さなら 瞳閉じてしまおうか  ラジオは浮かれる音 あれは旧いツイストのリズム こみあげる懐かしさに 時はいつも移り気さ  真夏のShower浴びると 景色も揺れて来るのさ カンパリのグラス空けてしまおう 君に酔ってしまう前に  少しは愛してくれ 夏の風もてれちまう程に 八月は出逢う女を 恋人に変えちまうよ
HABANA EXPRESS寺尾聰寺尾聰有川正沙子寺尾聡井上鑑煙草をくわえて 窓を上げたら ようやく自分に戻った気がするぜ あんなに たやすく 別れをぶつける気ままなおまえに 勝てはしない  出会いは南の嵐のようで 根こそぎ昨日をさらった恋さ このままおまえと 生きてもいいとは 俺らしくもない夢を見てた  Habana の風に酔い ただおまえと眠っただけさ 終りのない恋なんて 多分恋じゃないぜ  黄色い畑のうねりを見ていると おまえの熱い身体を思い出す 陽よけを下ろして 抱き合う部屋では まるで時間さえ止まっていたぜ  明日の行方を占うカード わかっていたのさ 駄目になるって ひとつところに落ちつける筈もないのさ そいつが 俺の運命  Habana の風はまだ 無邪気におまえを連れてくる 傷つかない恋ならば しないほうがいいぜ  ブルーな気分におかまいなしに レールの響きは 希望を刻む 陽気なおまえの 恋物語に ふたりで笑った夜も あったぜ  雑誌のすみに書いたアドレス 考えあぐねて 風にちぎった どうやら こころを 立てなおす頃に 黄昏近づき 次のStation  Habana の風はいま ひとつの色に染まりだす 燃やしすぎた恋だから きっと忘れないぜ
Long distance Call寺尾聰寺尾聰有川正沙子寺尾聰井上鑑眠りを破り ベルが鳴る コードがつなぐ 摩天楼 あなたは 遠い淋しさを 受話器に 吹き込む  それは Midnight 突然に 俺を Midnight ゆさぶった 古い恋の傷痕 今でも疼く  二度と逢えない女と 胸に鍵を下ろした 恋も幾つかしたが 心は醒めて  スタンド灯し 話し出す 別れの場面 浮かぶ壁 あなたは ふっと息をつく その先 言うなよ  それは Midnight あまりにも 急な Midnight 哀しみさ 古い恋の傷痕 見事に抉る  夢を追い駆けて飛ぶ 強い女だったのに 何があなたを変えた そんなに脆く  ベランダ越しの 暗い空 虚ろに じっと 眺めてた あなたが切って 暫くは 受話器も 置かずに  それは Midnight この胸を ほんの Midnight 数分で 乱した罪な電話 遥かな場所から  きっと眠れないまま 長い夜になるだろう せめて今だけ あなた想いを注ぐ
まさか・Tokyo寺尾聰寺尾聰有川正沙子寺尾聰井上鑑君とよく来たカフェテラス 今日は横目で通りすぎる たまに刺激も 欲しいけ(れ)ど こんなことは一度でいい  季節はずれの パラソルが 風に哀しい音をたてる 離れられなく なりそうだ 言った朝に 君は何処へ  もう逢えない それはないぜ 忘れちまえ ちょっと無理さ らしくないぜ これが俺さ 好きにしろよ  すでにローマ 多分パリさ モンテカルロ バルセロナ 君のことさ 逢ううちに 見つけ出すよ  次のカーヴは 崖の上 気にも止めずに ハンドル切る 君を捜して 1時間 あてもなく 車とばす  無駄なことさ あきらめろ 時間(とき)がたてば 募るばかり これが俺さ せめて今は 好きにするぜ  きっとニース まさかトーキョー 南回り 北回り 君のことさ こころ変わり 戻ってくる
夏嵐寺尾聰寺尾聰有川正沙子寺尾聰井上鑑窓を叩く 強い雨風 急に進路を 変えた 夏嵐 作り終えた トランク 冷ややかに 不安気な 俺達を 眺めてる 帰りのフライトを 問い合わす度に 見込み ない事だけ 繰り返す 今夜中に 発てなきゃ お互いの 城を壊し 傷つけ 終りさ  こいつを運命と 呼ぶのなら 覚悟の上で 堕ちた恋さ  誰もふたりを 離せはしない 暗黙の 秘め事  なのに あなたは 背中を向けて 俺だけ 責めるのか  雲の切れ間の 僅かな隙に 無理に 呼んだ Taxi 乗り込めば 口を閉ざす ふたりは それぞれの 相手への言い訳 考える 混んだロビーは 溜め息の渦 あなたの 冷えた手 握りしめる 絶望の二文字 あざやかに 切なく 俺の脳裏をかすめた  こいつを運命と 呼ぶのなら 覚悟の上で 堕ちた恋さ  追い詰められて ふたりのこころ 見える皮肉な今  その時 耳を 疑うような フライト 告げる声  嵐が去って ここに居るのは もとの ふたりじゃない
飛行少年寺尾聰寺尾聰有川正沙子寺尾聰井上鑑マリブ マジョルカ スリランカ セイシェル 時の流れを 忘れてる島々  思い立ったら 翔くのさ 光のページ この手でめくる 人生とは 遊びと汗のパズル  パナマ経由 カリブ海渡れば 失した恋が 胸の中 吹き荒れ  思い立ったら 翼広げ 気の向くままに裸足になるさ 人生とは ワインと恋の手段  キャナリー キャロリン プーケット マルジブ 息をするたび 情熱が戻るぜ  思い立ったら 飛び立つのさ 重い荷物は 昨日に棄てて
雨の風景寺尾聰寺尾聰有川正沙子寺尾聴井上鑑雨降る夢は シャワーの音さ まくらに顔を うずめなおす 彼女 いつのまにか スーツケースかかえ 短い恋の扉を閉じる  別離はいつも 雨の風景  ワイパー止めた 車の中で 貴方の声がナイフになる 愛は いつのまにか この腕をすりぬけて ふと振り向くと ひとりに戻る  別離はいつも 雨の風景  海辺の部屋で 雨を見ていた ひと夏だけと決めてた恋 それが いつのまにか こころまで奪われて 気付いた時に あなたはいない  別離はいつも 雨の風景  舗道をたたく 雫に濡れて 誰かと消えるあなたの影 雨はいつのまにか 想い出に浸み込んで 哀しみさえも 見慣れた場面  別離はいつも 雨の風景 別離はいつも 雨の風景 別離はいつも 雨の風景
喜望峰寺尾聰寺尾聰松本隆寺尾聰井上鑑北風に追われ南へ向かう 俺の行く先は聞いてくれるな  独りでいるより二人の方が なおさら孤独な時もある  男には道がある 君には見えない 聞こえない 旅立つ場所に戻って来るのが 俺の旅さ そんな気がする  灰色の空と荒れ狂う海 そいつが見たいから 心が騒ぐ  いつも俺なりに生き方選ぶ それをわがままと笑いなよ  世界地図 壁に貼り 行方はピン投げて決めるのさ 遊ぶみたいに生きてる男が 一人いてもいい気がする  たぶん離れれば恋しくなるさ 君の面影に触れたくなるさ  待っててくれとは今は言えない コインでも投げて決めてくれ 決めてくれ
砂漠寺尾聰寺尾聰有川正沙子寺尾聰倉田信雄まるで焼けついた 線路を裸足で歩くようさ 銀の太陽が 容赦もせずに照りつける 君は少しずつ 無口になりはじめ 果てない砂漠に ふっとため息ついた  もうあとに戻れない 止まらずにゆくだけさ だから君には無理だと 云った筈だぜ 決めた あの日に  ゆれる蜃気楼 からかうように ゆく手誘う 熱いハンドルが 生ぬるい夢をはねつけてる 気をとりなおして 俺に笑ってみろよ 素顔の君は やけにきれいに見える  もう 気取っていられない 我がままは生命(いのち)とり 冷たい水だけが 大事な今は すべてが見えるさ  Ah… エンジンがどうやら先に あごを出した 上げたボンネット 汗は流れる絶え間なく 憂うつな俺に 急に気がついたのか 出逢った頃の 笑顔見せてくるよ  ねえ 意外な君がいる いつもとは別人さ 自慢の脚までが 砂まみれでも 文句さえ言わずに  Mu… 風の中 先を急ぐ旅 砂煙 のぞく双眼鏡 コンドル横切る 俺の上 コバルトの海が 突然目の前に 焦げたタイヤを 波がおしよせ洗う  もう 海へ駆けだして 何もかも脱ぎすてて とびきりの表情で 手をふる君に 決めた この胸……
砂の迷路寺尾聰寺尾聰有川正沙子寺尾聰井上鑑紫色した 朝陽の前の静けさ 窓が切りとる夜明けの街並に 昨日までの疲れを 投げかける  何も言わず 瞼閉じて 風を聴いてる 時はまるで 砂の迷路 徘徊(さまよ)う俺さ  梢のざわめき 光のかけら踊って ペンを走らす 誰かのまなざしに 懐しい人達が 甦る  何も言わず 瞼閉じて 風を聴いてる 時はまるで 砂の迷路 徘徊う俺さ  遠くで響いた 汽笛が誘う面影 愛することは いつでも幻で 傷をかわすことだけ 上手くなる  何も言わず 瞼閉じて 風を聴いてる 時はまるで 砂の迷路 徘徊う俺さ  帳帷(とばり)が降りれば 微かな星を求めて 行けるとこまで行くのが 希(のぞ)みでも ゆっくりと 軽ろやかに歩きたい  何も言わず 瞼閉じて 風を聴いてる 時はまるで 砂の迷路 徘徊う俺さ
二季物語寺尾聰寺尾聰有川正沙子寺尾聰井上鑑凍えた湖 まぶたに銀の木洩れ陽 冬に届いた手紙を 開けるたびに あなたが悲しい  グレイの便箋 見知らぬ文字が教える あなたは二度と 俺を訪ねはしない 眠りの汽車で旅に出た  愛してると繰りかえした俺に 髪をゆらし微笑った 真冬をひとりすごすはずのヴィラに 誘えばよかった  水鳥ながめる もの憂い午後は空白… 俺のこころの 静かな雪は止まず  あなたへ愛を閉じこめる あなたへ愛を閉じこめる  真夏の 波間で あなたとデッキにまどろむ 旧いラジオのJazzに この身まかせて グラスをうけとる  入江のホテルで 泊まり合わせた偶然 過ぎた夏ごとの痛みがふとよぎる 今年はあなたが共犯者さ  夏はふたり甘い蜜に溺れ 灼けた肌を重ねる 強い酒をあおるような恋に めまいさえ憶えて  テラスにもたれて 濡れた背中を目で追う ふりむくあなたを 光に奪われて つかのま ため息  砂に 抱かれ あなたは何故に…… このまま夏を止めてしまえるならば すべてを棄てても 惜しくないぜ
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